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基礎のひび割れ幅は、外部と床下では違いますよ!

このブログは

住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を

住宅診断の一環として

住宅を購入または計画中の方が

泣き寝入り(又は後悔)しない様に

注意喚起の為にアップしています。

 

今回は、<基礎のひび割れ幅は、外部と床下では違いますよ!>についてお話をします。

中古住宅を購入する前に

インスペクションを依頼される方が

多少は増えて来ています?

しかし

建物状況調査的な

床下・小屋裏に入っての検査を実施しない

インスペクションが増えているのです。

今日のお話は

本当にそれでいいのですか?

って言うお話を

基礎のひび割れの事例をあげてお話をします。

 

中古住宅を住宅診断していて

初めて出くわした時のお話をしてみます。

 

【基礎ひび割れチェック図面】

 

どんな事かと言いますと

基礎のひび割れの事です。

今回の中古住宅は

築31年の中古住宅を

住宅診断していた時のお話です。

普通は

外廻りの検査から始めます。

その時に見つけた

基礎のひび割れ補修をしている箇所の

ひび割れ幅が

最大0.60㎜が1か所

その他は

0.40㎜前後でした。

この事に関しては

別に驚く事も有りませんでした。

続いて

部屋内の検査で

壁の傾斜が最大5/1000

床の傾斜が最大2/1000

サッシや木建具の開閉不具合は

コンスタントに全体に満遍なく確認しましたが

床・壁の傾斜計測も

こんなものかなと思っていたのです。

それが

床下に入っての検査を実施する迄は

まさか

上記チェック図面の様に

床下の基礎のひび割れが

1.40㎜以上が3か所も有り

その他にも0.50㎜以上が

4か所も有るとは想像できませんでした。

床・壁の傾斜が

取り敢えずは

許容範囲内に納まっているにもかかわらず・・・・です。

ここで驚いた事は

外部の基礎のひび割れ幅よりも

床下に入って計測したひび割れ幅の方が

外のひび割れ幅よりも大きかった事です。

この様な事が

実際に有ったという事は

既存住宅瑕疵保険加入の為の検査で

外部の基礎のひび割れが

0.50㎜未満で有っても

床下に入って計測した場合は

許容範囲幅の0.50㎜以上の

ひび割れが有る可能性が有るという事です。

ここでは

既存住宅瑕疵保険加入の為の検査方法の

矛盾点をどうのこうの言うつもりは有りません。

今回のお話は

床下に入っての検査を実施しないと

住宅診断を依頼した意味が有りませんよ!

っていう事を

基礎のひび割れを事例にあげて

お伝えしたかったのです。

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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