2021/10/24
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<住宅の不具合相談①として>についてお話をします。
住宅に関する不具合相談には
確認申請書類一式が有れば
その図面チェックを事前にするだけでも
ある程度
不具合事象の原因が分かる場合も有りますので
相談に来られる方は
建築確認済証一式を持参して来て下さいね!
では本題に入ります。
県外に有る住宅の件で
欠陥住宅ではないかと相談が有りました。
相談内容は
1階の床など至る所でカビが発生し
流し台の引き出しなどを開けると
カビの臭いがするとの事。
後になってから
小屋裏物置に雨漏りがしている事が分かり
その諸々の件での相談でした。
わざわざ
確認済証と図面一式を持って来て頂き
さっそく
中を見てみると
事前に図面チェックする為に必要な
仕上表、断面図(矩計図)などの図面が無く
外壁の仕様が
確認申請書の外壁欄には
ガルバリウムカラー鋼板張
防火認定番号が「PC030BE-〇〇〇〇」と記載。
しかし
立面図の外壁の仕様には
ガルバリウムカラー鋼板貼り
プラス
石膏ボード厚12.5㎜下地と書いていました。
つまり
告示第1359号第1項ー〇ー〇ー〇の防火構造なのです。
この様な事が有って良いのだろうか?
どこの県とは言いませんが〇〇県
そこの建築主事の印判が
同じ日付でどちらにも押されていました。
今回の欠陥住宅の原因になった
一番の原因は
確認申請を審査して
確認済証を発行した建築主事なのか?
審査員を騙すような申請の仕方をした
工務店の建築士なのか?
それとも単純に
雨漏りがする施工をした工務店の現場監督なのか?
と真剣に考えました! ☜ 結局は、皆が悪い!
で
実際問題として
防火認定番号の外壁の納まりと
告示の外壁の納まりが
全然違う納まりなのです。
外壁通気(胴縁)の有る無しも違います・・・・。
写真を見る限りでは
告示の方で施工しているのかな?
となれば・・・・。非常に悩ましい所ですね!
何故ならば
瑕疵保険の絡みが出て来ますから。
一番の問題は
雨漏りの原因を明らかにする為に
調査に行かなければなりませんが
県外で遠いので
1回で原因を探さなければと思いますが
難しいかな?
屋根を剥がさないと分からないかも・・・・。
という事で
誰か
原因を追究する為に
一緒に調査に行きませんか?
雨漏りの原因は
ある程度想像は付きますが
1階のカビ発生に関しては
現地に行って見ないと分からないです。
今日のブログでは
写真とか資料は出せませんでしたが
進捗状況は
依頼主様の了解を頂きながらアップして行きます。
内容に纏まりが無かったかな?・・・・
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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