Y&Y設計事務所
対象エリア:広島・岡山・山口

telお問い合わせ

〒730-0731 広島県広島市中区江波西1丁目6番35号
営業時間:8:30~18:30    定休日:不定休    MAIL:info@yandykensa.com

唖然とした不適合事象①として

このブログは

住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を

住宅診断の一環として

住宅を購入または計画中の方が

泣き寝入り(又は後悔)しない様に

注意喚起の為にアップしています。

 

今回は、<唖然とした不適合事象①として>についてお話をします。

新築分譲住宅の購入を考えている方は

下記内容を参考にしてみて下さいね!

住宅診断を実施して発見できる不適合事象は

どちらかと言うと

床下・屋根裏に入ってからでないと

確認出来ない事象が多いですが

今日は

唖然とする・呆れ果てた

不適合事象のお話をします。

どちらかと言うと

少し笑ってしまう様な

現場監督または職人の

無邪気な抵抗が垣間見れますが

結局は

買主様に負担が圧し掛かって来ますので

出来れば

下記の様な不適合事象は

補修して貰って下さいね!

下記写真は

その一例です。

それぞれの説明をしてみますね!

 

【写真①】

 

上記写真①は

基礎の上部に有る防鼠付き水切り金物の

下側から撮った写真です。

防鼠用の水切り金物なのに

大きな穴が開いていますね!

これを施工した職人は

この施工で別に良いと考えたのか?

それとも

どうせ見つかる事は無いと

悪意の有る施工なのか・・・・?

どちらにしても

どの様に補修するのだろうか?

入角用の水切り金物を

無理やり入れ込むのかな?

多分

下の面にだけ

同材で大きな穴を塞ぐ事で

補修が終わりそうですね・・・・!

 

【写真②】

 

上記写真②は

床下断熱材と大引きとの取合い部分の写真です。

どの様にしたら

または

どうしてこの様な施工になったのか?

大変不思議な施工です。

補修方法としては

良くても

垂れ下がっている断熱材を取り除いて

吹付発泡ウレタンで補修するくらいで終わりそうですね!

 

【写真③】

 

上記写真③は

ユニットバス床下の点検口部分の写真です。

折角

JOTOのキソ点検口(既製品)を設置しているのに

何の為に

この既製品のキソ点検口を設置しているのかが

設置した職人が分かっていないと思われます。

と言うか

現場監督が

この既製品のキソ点検口を職人に渡していたのであれば

現場監督自身が現場の状況を

把握していなかったと考えられますね!

補修方法としては

配管部分を発泡ウレタン断熱材で

塞ぐ事で補修を済ませるでしょうね・・・・!

 

【写真④】

 

上記写真④は

小屋裏棟換気孔の開け忘れだったと考えられますが

建前時に大工さんが

棟換気用の穴を丸鋸で開ける事が

一般的だと思うのですが

この物件の場合は

開けていなかったのでしょうね!

しかし

屋根屋さんが

棟換気口金物を設置しますので

換気口用の穴が開いていなければ

屋根屋さんが

丸鋸で長方形に穴を開けるのですが・・・・。

この現場の場合は

たまたま屋根上に有った

穴あけドリルで棟換気用の穴を開けたのでしょうか・・・・?

現状では

到底規定の開口面積は取れていないと思われるので

どの様に補修するのでしょうかね? 現場監督さん!

屋根上から

一旦棟換気材を外してから

孔を開けかえるしか方法は無いと考えますが

果たして

どの様に補修されたのでしょうか?

現状のままで有れば

小屋裏換気の機能が果たせていませんので

夏は

2階の部屋のエアコンの電気代が・・・・。

冬は

小屋裏で結露が発生する可能性が大きいでしょうね!

 

今日のお話は、参考になったでしょうか?

唖然とした不適合事象として>と言うお題目にしては

補修がやり易い不適合事象で

まだまだ可愛い方でしたね!

今回は、これで終わります。

 

◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊

「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊