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部屋内のカビ発生原因と対策として

このブログは

住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を

住宅診断の一環として

住宅を購入または計画中の方が

泣き寝入り(又は後悔)しない様に

注意喚起の為にアップしています。

 

今回は、<部屋内のカビ発生原因と対策として>についてお話をします。

先日

住宅の部屋内の床などに

カビが発生するという相談が有りました。

床下の現状はどうなっているかを聞いたところ

家を建てた工務店が

床下に換気扇を設置してくれたとの事。

しかし

換気扇設置業者が言うには

床下に湿気が有る様な状況ではないとの事でした。

床下を撮っている写真を見せて頂いたところ

鋼製束の止めビスと鋼製束に

サビが浮いている写真が有りました。

写真内の

大引き等にはカビが発生しておらず

床下の基礎土間コンにも

湿気ている様には見えませんでした。

ただ一つ問題と考えられる事は

1階の部屋内の湿度が70%以上有るとの事。

2階の部屋には

まだカビが発生していないという事なので

今度

2階の部屋内の湿度を測って頂く様にしました。

1階にカビが発生する原因は

お話を聞く範囲では

床下などに湿気を発生する様な要因が見当たりません。

しかし

湿度が常時70%以上有るという事は

何か他に原因が有るはずです。

この原因探しは近い内に

現地へ調査に行ってから

また報告する事にします。

 

今日のお話の本題に入ります。

部屋内にカビが発生する原因の4要素として

①湿度が70%以上

 カビは、60%以上から徐々に活発化して

 80%以上で一気に繁殖するとの事。

②気温が20~30度

 25~28度が最もカビの生育には最適との事。

③カビの栄養分としては

 食べカス、ホコリ、汚れ、ダニなどとの事。

④空気(酸素)

以上の4つの条件が揃えば

カビの大天国状態になります!

※時期的には

 やはり梅雨時期の湿度と考えられます。

※部屋内でカビが生えやすい場所は

 風通しが悪く湿度が高くなりやすい場所

 といっても具体的には

 LDKで有れば

 食器棚や冷蔵庫などの裏側床面や敷マットの下。

では

カビの再発防止策として考えられる事は

と簡単に説明は難しいですが

上記のカビ発生の4要素の内

一つでも揃わない様にすれば

ある程度は抑えられると考えられます。

可能な方法としては

①の湿度を下げる為の方法として

適時に窓を開けて換気をするか

エアコンの除湿機能を利用する事で

湿度を60%以下に落とすように心がける。

カビは

湿度60%以下になると

活動が出来なくなるとの事。

③のカビの栄養分を無くす為に

小まめに掃除をする事ですかね!

何処を掃除するかは

人が汚いと思う汚れを掃除すれば良い様です。

後は

クローゼット内とかタンスの引き出しなどは

小まめに

扉・引き出しを開けて空気を入れ替えるなど。

家の間取りや

敷地の環境などが一件一件違いますので

上記内容が当てはまらない事が有るかも知れませんが

住宅自体が

瑕疵・欠陥などが無ければ

敷地の環境(地域の風土)が原因と考えられますので

諦めずに

コツコツとカビを退治して行きましょう!

 

今日のお話は、参考になったでしょうか?

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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