2021/11/06
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<光触媒を利用した外壁として>についてお話をします。
今日のお話は
注文住宅を考えている方や
外壁塗り替えリフォーム工事などを考えている方の為に
外壁の汚れ防止の為に
光触媒を使用した商品を紹介するお話をします。
このところ
外壁サイディングの「藻類又はカビ」についての
お話が続いていますが
外壁に「藻類又はカビ」が発生する原因が
外壁通気構法の未完結が本当の原因なのか?
11月3日のブログでのお話
軒先側外壁面にカビが発生する原因は? (yandykensa.com)
の中古住宅を見るまでは
妻側外壁通気構法未完結が原因で
北側外壁面に「藻類又はカビ」が発生していた事は
間違いは無いのですが・・・・。
しかし
外壁通気内の結露発生と
外壁通気構法未完結の妻側外壁面に
「藻類又はカビ」が発生する因果関係が
ハッキリと説明が出来ません。
こじつける事は出来たとしても
残念ながら
それを証明する事が出来ていません。
ただ単に
北面から北東面かけての外壁に
「藻類又はカビ」が
発生している事が分かっているだけです。
あくまでも
私個人の実態調査だけでのお話で
何処かの大学や研究所が発表している
研究論文などの参考文献に掲載されている
と言う事などで公に証明できていません。
しかも
専門的な参考文献として
京都大学の
「木造住宅の通気層工法外壁における湿害防止のための基礎的研究」
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/215194/2/dkogr04138.pdf
にも
「建物外壁における藻類の生育状況に関する研究」 ☞ _pdf (jst.go.jp)
にも「北面外壁」の文言さえも出て来ません。
外壁通気内の結露発生と外壁面に「藻類又はカビ」の発生の
因果関係が記載している参考文献を見つけるまでは
本当に
今の考え方で良いのか?
ここで一旦立ち止まってみて
違う方向から考えてみる事にします。
ただ
「藻類又はカビ」の発生した建物の調査は
このまま続けて行きます。
ここから本題に入ります。
原因追及ではなく
「藻類又はカビ」が発生する事を防ぐ方法はないのか?
という事で
新築住宅とか外壁リフォーム工事用に
下記資料①の商品をご紹介します。
ケイミューの外壁サイディングで
光触媒の壁「光セラ18」です。
これは
光触媒を利用した外壁サイディングです。
この「京セラ18」は
上記資料①の様に
光触媒だからの4つの性能から
抗ウイルス・抗菌及び大気汚染の浄化などで
いつ迄も綺麗な外壁に保つとの事です。
ただし
藻類又はカビに関しては
説明文が見つけられませんでした。
次は
「藻類又はカビ」が発生した
外壁塗替えメンテナンス工事には
光触媒塗料を使用した
外壁塗替え工事も良い方法なのかな?
光触媒塗料とは
二酸化チタンなどを原料とする
「光触媒」を含んだ特殊な塗料との事。
メーカーによっては
昨日や性能の違いが有りますが
基本的な性能は
日光に反応して汚れを分解する
「セルフクリーニング効果」を持っている事が特徴。
また
塗料に含まれている
二酸化チタンが発生する活性酸素は
空気中の大気汚染物質を分解する働きが有り
汚れが付く事を防いでくれるとの事。
この光触媒塗料の説明に
カビやコケの栄養となる有機汚れを
分解・除去するので
カビやコケの発生を抑えるようです。
という事は
「京セラ18」も
同じ効果が有るのかな?
今日のお話は、参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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