2021/11/19
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<住宅業界の矛盾?として>についてお話をします。
新築分譲住宅の購入を考えている方
注文住宅を考えている方は
是非
今日のお話の内容に注意して下さいね!
新築分譲住宅の「住宅診断」を実施していて
住宅設計の基本的な事が施工されていません。
注文住宅も然りです!
例えば
Y&Y住宅検査が「住宅診断」で実施する
新築分譲住宅の検査項目内容は
以前のブログにも書いていますが
①建築基準法
②新築住宅瑕疵保険の設計施工基準
③フラット35の木造住宅工事仕様書
の3つの基準が守られていない事が多いのです。
それは何故なのか?
工務店は
工事中の検査及び完成後にも
検査員が検査をしないから
指摘も受けないのです。
なので
その基準を忘れてしまうのか?
または
その基準を守らなくても
何の罰則も無いから!
別に問題が無いと勘違いしているのでしょうね!
その理由として考えられるのは
②に関しては
例えば
外壁通気構法が
設計施工基準に明記されているにも関わらず
住宅瑕疵保険の検査は
基礎鉄筋の配筋検査(構造)と
構造金物の設置金物検査(構造)は実施するが
外壁通気構法に関しての検査は実施しません。
住宅瑕疵保険の適用は(構造)(雨水浸入)に関する事だけです。
つまり
外壁通気構法は
新築住宅瑕疵保険の適用外なので
検査を実施しないと考えられます。
③に関しては
確認申請時に
設計図書のチェックはしますが
中間検査は省略される事が殆どで
完了検査時に小屋裏換気口金物や
ユニットバス基礎点検口の断熱材などが
設置されているか等の検査は実施されません。
それなのに
基準通り施工されていると信用して
フラット35Sの融資が受けられるのです。
これって
何故問題にならないのでしょかね?
不思議ですね! ☜ 法律ではないからでしょうかね?
建築基準法の場合は
これを遵守していなければ
設計者又は施工者は罰せられます。
ここで
一つ大きな矛盾に気付きませんか?
新築住宅の場合は
住宅瑕疵保険にしても
フラット35Sにしても
検査しないから
違反かどうか判断が出来ませんし
検査しないから
違反していても誰も罰せられません! ☜ 極論過ぎかな?(笑)
しかし
中古住宅の場合は
全然話が変わって来ます。
既存住宅個人間瑕疵保険の加入の為の検査で
違反があれば
検査を実施した建築士は罰せられます。
フラット35Sの適合証明検査にしても
検査違反が発覚した場合は
検査を実施した建築士が罰せられます。
この
新築住宅と中古住宅の違いは何?
中古住宅よりも新築住宅の方が厳しいのであれば
理解出来ますが
新築住宅よりも中古住宅の方が厳しいのは何故?
矛盾を感じるのは私だけなのだろうか?
で
「検査する」「検査しない」とか
「罰せられる」「罰せられない」とかを言う事よりも
そもそも
住宅設計の基本が
出来ていないと考える様になって来たのです!
その為に
エンドユーザー(買主)が
「泣き寝入り」する事になるのです。
では
「泣き寝入り」させない方法は?
と考えた場合
新たな考えとして
注文住宅などの
プランチェックから基本設計までを
Y&Y住宅検査で引き受ける様な流れを作れば
例えば
「住宅設計相談の窓口」的なもの!
少しは
「泣き寝入り」する人が
減少するのではないかと考えたのです。 ☜ 短絡的かな?
今月中に
この体制作りをして行きます!
今日のお話は、参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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