2021/12/04
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<分譲住宅でここまでやるか?>についてお話をします。
この既存住宅(中古住宅)を購入される方は
ホント
運が良いですね!って言ってしまう様な
分譲住宅で
ここまでやるか!って言う
少し感動した建物のお話をしてみます。
先日
既存住宅瑕疵保険の適合検査に行って来ました。
まだ築1年半の建物でしたが
あっぱれ!的な建物でした。
何があっぱれなのか?
目に見えない部分の
床下・屋根裏の些細な事なのですが
ホント
分譲住宅の建物で
ここ迄キチンと考えて施工されている建物は
この仕事を始めて初めてですね!
それのどこが良かったのか?
分かる様に写真で説明しますね!
上記写真①は
排水管の接続部分の役物が
半透明の部材を使用しています。
この様な半透明の部材を使用していれば
何処で詰まっているのか等の
メンテナンスがし易い利点が有ります。
また
給水・給湯パイプの接続部分は
案外
保温材が途切れている場合が有りますが
この写真の様に保温材で補強しています。
これはホント手間暇をかけていますね!
上記写真②は
ユニットバスの点検用の基礎断熱部分に
既製品のキソ点検口を使用しています。
この点検口の断熱材を貫通している
給排水管廻りはシーリングを打って気密はしていますが
出来れば発泡ウレタンで塞いでいれば
100点満点だったかな。
上記写真③は
この写真を見ただけで
何に感動しているか分かる人はいないかな?
一つは
雲筋違いの取り付け方です。
もう一つはと言うより
妻側のPB張りから天井断熱材の入れ方
電気配線に配線の仕方など
見える所全てに感動していました。 (笑)
上記写真④は
天井断熱材が整然と
敷き並べていました。
やはり
軽天下地の場合は
断熱材が綺麗に納める事が出来ますね!
軒高さ(階高)が高かった事も
断熱材が綺麗に敷けた要因ですね!
上記写真⑤は
ボルトのナット部分の座金に
ナットの緩み防止用の防振座金を
使用しているのが見えますでしょうか?
小屋裏の部分にも全て使用していました。
些細な事ですが
材料費はアップしています。
如何でしたか?
ホント
工務店の考え方(知識)と決断が有れば
今回の様なあっぱれ的な建物が出来るのが分かりましたね!
今日のお話は、参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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