2021/12/05
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<住宅購入判断基準として工務店の知名度は重要かな?>についてお話をします。
新築分譲住宅を購入する予定の方へ
売主が何処の不動産会社か?
も重要だけど
それよりも
何処の工務店が施工したのか?
の方がより重要ですね!
と言うお話をしてみます。
昨年
ある不動産業者の分譲住宅の
現場を見せて頂いた時の写真です!
最初は
現場敷地内の整理整頓が全然出来ておらず
ゴミ置き場が無く
残材が山積みにされていたのですが・・・・。(´;ω;`)ウッ…
その事を気にしながら
建物内に入って見させて頂いたのです。
最初は
外回りとえらい違いで
キチンと綺麗に壁の断熱材が入っているではないかと
感心したのですが・・・・。
下記の写真をそれぞれ説明してみます。
上記写真①は
この写真だけを見れば
袋入りグラスウールの防湿シートの耳を
キチンと間柱などの見付け部分に
タッカーで留めているので
感心されるかもしれませんが
しかし
上記写真②を
良~く見て下さい! ☜ 良く見なくても分かります!(笑)
なにぃ~~って思いませんか?
そうです
柱と間柱の間の約4センチ位のすき間に
グラスウールが入っていないのが分かりましたか?
他の同じ様な箇所も
同じ様に入っていませんでした。(´;ω;`)ウッ…
上記写真③は
バルコニー部分の外壁面です。
外壁断熱材の施工をする場合は
外壁部の透湿防水シートを
先に張っているのが基本なのですが
張っていませんでした。
でもって
袋入りグラスウール断熱材の
防湿シートが剥がれているでは有りませんか・・・・。(´;ω;`)ウッ…
上記写真④も
③と同じで
バルコニーの外壁部分の
筋違いが入っている所です。
取り敢えずは
上記の指摘事項をお話しましたが
果たして
改善されているかどうか?
今日の纏めとして
売主の不動産会社も重要だけど
それよりも
建物を施工した工務店が
どの程度の知名度が有るのか?
これも
新築分譲住宅を選ぶ為の
重要な判断基準になりますね!
外壁面の断熱材の入れ方の良し悪しだけでも
知らず知らずに光熱費に負担が・・・・。
出来れば
建物が完成した後であれば
インスペクターに依頼して
赤外線カメラで見て貰うのも良いのかな?
という事で
今日のお話は、参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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