2021/12/07
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<「住宅診断」衝撃不具合事象①として>についてお話をします。
今から
既存住宅(中古住宅)を購入しようと考えている方へ
「住宅診断」を依頼されると
事前に
下記内容の様な
不具合事象が分かりますので
是非
依頼してみて下さいね!
今日は
既存住宅(中古住宅)の住宅診断で
衝撃を受けた
または
ビックリした不具合事象のお話をしてみます。
上記写真①は
築40年の建物で
照明器具が付いておらず
当分の間
人が住んでいなかった中古住宅の「住宅診断」でした。
「住宅診断」を実施する時に
仲介業者も依頼主もおらず
今でもハッキリと覚えていますが
この日はどんよりと曇っていて
今にも雨が降りそうな日だったので
外回りの検査を終えて
先にサッシ廻りの開閉などのチェックの後に
住宅設備のチェックに入ったのです。
そして
最初に流しの水栓を開いてみたら
上記写真①を見て分かる様に
「真っ黒な水」が出たのです。
今まで何年か人が住んでいない家を検査しても
赤水(サビが混ざっている水)が出るくらいなのに・・・・。
何故か
水栓を開ける前に嫌~な予感がしたのです。
結果的には
少し水を出し続けたら
普通の水が出だしましたが・・・・。
ホント
ゾ~っと背筋が凍ってしまいました。
この家は
何故か仏壇だけ置いたままだったので
床下に入っての検査が怖かったのですが
案の定
仏壇が有る和室の部屋の床下に
何故か唐草模様の「壺」が有って
これまた
ゾ~っとなって泣きそうになりました。(笑)
上記写真②は
汚水最終桝の底に
樹木の根らしき物がはびこっている写真です。
初めて見た時は
何か気持ち悪く
蕁麻疹が出る様な不愉快な気持ちになりました。
どちらかと言うと
今でもこの写真も見たくないので
目を逸らせてブログを書いています。(笑)
この不具合事象は
何故かたまに見かけますので
既存住宅(中古住宅)を購入される方で
「住宅診断」を依頼しない場合は
将来的に
汚水が詰まる可能性が有りますので
事前に
蓋を開けて確かめていた方が良いですよ!
上記写真③は
完全に衝撃を受けた
不具合事象の写真です。
この物件以前に
程度の軽い事象として
束石に針状結晶が発生していて
その針状結晶が原因で
劣化事象(ひび割れ)を起こしているのは見ていました。
なので
これが何なのかは直ぐに分かったのです。
しかし
この様に広範囲に
それもキソ表面を完全に劣化させて
コンクリート表面が剥離して落下しているのには
正直
衝撃を受けました。
多分
この写真は
「針状結晶による基礎の劣化状況」の標本になる位だと
私自身思っています!
という事で
この様な衝撃的な写真が
まだまだ沢山有るので
インスペクターになろうとしている方の為に
ちょこちょこっとアップして行きます。
今日はこれで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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