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完了検査の立会②として

このブログは

住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を

住宅診断の一環として

住宅を購入または計画中の方が

泣き寝入り(又は後悔)しない様に

注意喚起の為にアップしています。

 

今回は、<完了検査の立会②として>についてお話をします。

先日

12月2日のブログ

「完了検査の立会として」

https://www.yandykensa.com/blog/11103

に続いて違う工務店の

注文住宅の完了検査に立ち会わせて頂きました。

しかし

時間より少し前に来たにも拘らず

既に完了検査を終了していて

検査員も帰っていて既にいませんでした。

本当は

検査員の検査の仕方も見たかったのですが

仕方が無いです。 ((+_+))

現場監督さんにお願いをして

床下などを見させて頂きました。

最初に

洗面脱衣室の床下点検口を開けて

ユニットバス下のキソ点検口用の立上り部の

断熱材の施工がどうなっているかを見てみました。

結果は

断熱材で開口部(点検口)は蓋をしていましたが

その開口部(点検口)には給排水配管が配管していて

配管廻りを発泡ウレタンでモクモクと

これでもか?ってくらいに吹き付けていました。

ここで現場監督さんに一言

現状は

キチンと基礎断熱の役目は合格としても

今後の

お施主様がメンテナンスをする度に

吹付発泡ウレタンを外して

吹き直さないといけなくなりますので

お施主様がメンテナンスし易い様に考えて

施工をしてあげた方が親切だと思いますよ!

ってお話をさせて頂きながら

下記資料①の既製品のキソ点検口を

採用する事をお勧めしました。

 

【資料①】

 

もう一つは

以前のブログにもお話をした

給湯・給水の接続部分の保温材補強の

お話をさせて頂きました。

出来る事ならば

下記写真①の様に

接続部分もキチンと保温補強をした方が良いですよ!

とお話をさせて頂きました。

 

【写真①】

 

次は

キッチン側の床下収納庫を開けて

床下を見た時に気が付いた事は

基礎に水抜き孔を開けたままだったので

外部でモルタルで潰しているからと言っても

何かの拍子にひび割れて

シロアリが入り込むかもしれないので

床下からも穴を潰しておいた方がいいですよ!って

お話をさせて頂きました。

外部に出てチェックする前に

今の気温で

赤外線カメラ

天井・外壁の断熱材が

どの様に見れるかのテストしてみました。

カメラ画像の色的にはブルー系統だったですが

入角の柱や間柱等がハッキリ写っていて

断熱材の入れ方の良し悪しも分かりました。

まだ

この時期でも赤外線カメラ

使用できる事が確認出来ましたので

一つ収穫でした。

次は外に出て

妻側の外壁通気の排気金物が

設置しているかをチェックして見ました。

案の定

設置はしていませんでした。

現場監督さんには

住宅瑕疵保険の設計施工基準では

外壁通気構法は必須ですよ!って伝え

昨年

民法改正になってから

お施主様が

契約不適合と言われたら

直さないといけなくなりますよ!って事も

お話をさせて頂きました。

 

今日の纏めとして

前回の「完了検査の立会として」も含めて

言える事で

今回の事に当て嵌めて言うと

①外壁通気構法の事は

 全然知識が無かったという事になり

②ユニットバスの基礎断熱のキソ点検口の件は

 知識が有っても

 施工精度とか

 今後のお施主様の使い勝手までは

 頭が回転していない。

③給水・給湯管の接続部の保温材補強の件は

 今後

 どんどん普及して行こうと考えています。

追伸として

現場の検査立会の依頼が有れば

立会させて頂きますので

ご連絡下さい!

色々と指摘をさせて頂きます。

という事で

今日のお話は、参考になったでしょうか?

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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