2016/08/06
宅建業法の一部が改正する法律案が5月27日に国会で成立しました。施行時期は2年先以内になります。
この事を宅建業者はどう受け取っているのか100社近い宅建業者(個人経営に近い業者も含めて)に聞いてみました。
結果は、
70%近くは知らなかった。
30%知っている又は宅建協会などで議題に出ていた。だけどまだ先の話。今の取引で、わざわざこちらからインスペクションの事は言わないとの事。
この30%の宅建業者の中で興味深い回答として、
インスペクションをする時間が取れない(取らせない?)という答えが有りました。
仲介業者は「売ってなんぼ」の世界。
買主に対して懇切丁寧に家の説明なんかしない。
必要最低限の事しか伝えていない。
再大手の不動産業者はどうだろうか?
自社で保証する事を前面に出しているが、仲介物件に関しては保証はしていない。
では、買主の方はどうだろうか?
買主は、ホームインスペクションがまだまだ普及されておらず認知度が低い為、活用する事を知らないのが現実と思われる。ホームインスペクターを自分で探して依頼する買主も少しずつではあるが増えてきているが、ほんの少数と思われる。
2年後はどうなっているのか?
改正案の中身が、どこまで現状に即したものになるのか期待して待つしかない。