2021/12/19
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<基礎と土間とのすき間は要注意!>についてお話をします。
既存住宅(中古住宅)の購入を考えている方へ
もし
物件の見学に行った時に
下記写真の様な隙間が有れば
100%建物が不同沈下していますので
その既存住宅が気に入って購入を考えている方は
契約する前に「住宅診断」を依頼して
床・壁の傾斜計測をして
不同沈下の原因を確認して下さいね!
不同沈下の原因によっては
補修金額が高額になる場合が有りますので
要注意ですよ!
上記写真①②は
長方形の建物の短い方の面なので
車庫土間コンと基礎との取合いのすき間は5㎜程度でしたが
床の傾きの最大傾斜は
低い法面側に
1階は『13/1000』で
2階は『17/1000』の傾斜が有りました。
買取再販中古住宅でしたので
外壁塗替えや住宅設備の取り替えなどをしていて
とても綺麗にリフォーム工事をされていた建物でした。
上記写真③④は
面積の広い犬走り土間コンと
基礎との取合い部分のすき間は8㎜程度有りました。
床の最大傾斜は
低い法面側に『10/1000』の傾斜が有りました。
この建物は
買取再販の中古住宅では無かったので
リフォーム工事はされていませんでしたが
掃除が綺麗にされていました。
今日の纏めとして
何度でも同じお話をしますが
基礎と土間コンクリートとの取合いに
上記写真の様なすき間が有った場合は
不同沈下には要注意ですよ!
隣地境界線等に低い法面が有れば
不同沈下の可能性は100%です!
もし
それでも気に入って購入されるのでしたら
泣き寝入りをしない為に
「住宅診断」を依頼して
不同沈下の程度及び原因を追究してから
補修費用などを考慮して契約して下さいね!
今日のお話は、参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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