2021/12/26
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない様に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<CO2削減リフォーム工事を実施しましょう!>についてお話をします。
今日のお話は
既存住宅(中古住宅)の購入とリフォーム工事を
考えている方へのお話です。
出来る事であれば
契約前に「住宅診断」を実施して
下記2項目はチェックして貰いましょう!
①不同沈下の有無のチェック
不同沈下が有れば
その原因を把握しておきましょう!
その結果が
不同沈下の傾向が
問題にならない程度であれば
次に考える事は
②柱・耐力壁の直下率などのチェック
2階の載りをチェックして貰いましょう!
つまり
柱・耐力壁の直下率が悪ければ
耐震診断を実施して
その計算通り耐震補強をしたとしても
実際の地震に対しての
強度が取れにくいと考えますので
出来れば避けた方が良いと考えます。
これらが
全てクリアした後に初めて
断熱改修リフォーム工事の事を
考えられた方が良いと考えます。
もし
耐震補強工事の見積に
まだ余裕が有れば
外壁部分を壊さないで実施できる
床・壁・天井の断熱材入れ替え(気密処理も含む)リフォーム工事の見積と
開口部(サッシ・玄関ドア等)の断熱リフォーム工事の見積を
また必要に応じて
住宅設備機器の取り替え工事などの見積も一緒に
リフォーム業者に出して貰います。
もしその住宅が
2000年基準の建物で
耐震補強が殆ど必要無いのであれば
断熱材入れ替えと開口部の断熱リフォーム工事の
両方をされるのが良いのですが
予算的に難しいのであれば
熱損失が大きい開口部の断熱改修をだけでもお勧めします。
下記資料①は
既存のサッシの内側の窓枠に設置できる
LIXILのインプラスのカタログです。
もし
2030年の対応した
断熱改修を実施して
ZEH基準をクリアしようと考えるのであれば
外壁を壊さずにサッシの入れ替えが出来て
尚且つ
外皮計算に必要な「自己適合宣言書」のデータが有る
YKKのマドリモがお勧めです。
下記資料②③が
既存のサッシ枠を取り外さないで
カバー工法で設置できる
YKKのマドリモのカタログです。
如何でしたでしょうか?
耐震改修工事と
断熱改修工事の必要性が
少しでもご理解して頂けたでしょうか?
2030年に向けての
CO2削減リフォーム工事を実施しましょう!
今日のお話は、参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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