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忘れがちな階段の安全確認として

このブログは

住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を

住宅診断の一環として

住宅を購入または計画中の方が

泣き寝入り(又は後悔)しない様に

注意喚起の為にアップしています。

 

今回は、<忘れがちな階段の安全確認として>についてお話をします。

新築分譲住宅の購入を考えている方

または

注文住宅を考えている方へ

今日のお話は

階段踏み板の左右方向の傾斜等の

お話をしてみます。

お話する階段は

多くが採用している910モジュールで

廻り階段部分は6段

直階段がそれぞれ4段の

15段上がり切り階段になります。

直階段の踏面寸法(階段段板の奥行寸法)は

910 / 4 = 227.5㎜ になります。

階段の下に

1階のトイレが有る場合は

1階から直階段5段

廻り階段6段・直階段3段の階段になるプランも有り

この場合の直階段の踏面寸法は

910 / 5 = 182.0㎜ になります。

182.0㎜の場合は

2階に上がる時は余り気にはなりませんが

降りる時は

踏面が短いので慣れるまでは注意が必要です。

注文住宅を考える方は

安易に

階段下にトイレが有るプランをしない方が

安全面から考えて良いと考えます。

 

本題に入りますね!

新築分譲住宅の場合は

踏み板に傾斜が有るとは思っていないでしょね!

しかし

99%以上は

踏み板の左右方向に傾斜が下記写真の様に

3/1000前後の傾斜が有ると考えていた方が

良いと思います。

ここで注意して頂きたいのは

直階段(部分も)の場合です。

2階から降りる時に

1階側へ踏み板に傾斜が付いている場合が有ります。

「住宅診断」では

踏み板の左右方向の傾斜は計測しますが

前後の傾斜までは計測しませんので

契約前には

家族全員がスリッパっを履かないで

注意して上がり降りしてみて

実際に上がり降り易さを

確認して見る事をお勧めします。

 

下記写真①~④は

階段踏み板の傾斜計測時の写真です。

2階から

1段目から4段目の写真です。

 

【写真①】

 

上記写真①は

踏み板左右の傾斜が3/1000の写真です。

 

【写真②】

 

上記写真②は

踏み板左右の傾斜が4/1000の写真です。

 

【写真③】

 

上記写真③は

踏み板左右の傾斜が5/1000の写真です。

 

【写真④】

 

上記写真④は

踏み板左右の傾斜が3/1000の写真です。

この後続く廻り6段と直4段は

0/1000~5/1000の傾斜を計測しています。

「住宅診断」を実施していて

何度も計測し直すのは

上記写真①②③④の様に

計測数値が変わっている場合です。

計測間違いなのか?って考えてしまいます。

勝手な言い分ですが

直階段部分は全部一緒の数値だったら

測り直す事は無いのですが・・・・。(笑)

 

今日の纏めとして

注文住宅を計画している方は

階段下にトイレが有るプランは避ける事

階段踏み板の

左右方向に傾斜が付いている事が有りますが

問題は

直階段部分の降りる側方向に

踏み板の傾斜が付いているかどうかを

自分自身で確認する事が必要ですよ!

という事で

今日のお話は、参考になったでしょうか?

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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