2022/01/08
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない様に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<工務店の普遍的な基準(モラル)とは>についてお話をします。
今から注文住宅を建てる為に
何処の工務店にしようか迷っている人へ
その工務店が
今までどの様な住宅を建てていたかを
その工務店のホームページのブログをよく読んで
調査してから選んで下さいね!
2030年問題を考えた場合は
高断熱・高気密住宅の仕様になりますので
大手プレハブハウスメーカーよりも
高断熱・高気密住宅を真剣に
取り組んで一棟一棟丁寧に建てている
工務店を選んだ方が良い様な気がします!
工務店選びの基準は
①気密測定をほぼ全棟実施している事
気密測定を実施していない所は
高断熱・高気密の住宅になれていない
工務店と考えた方が良いでしょうね!
②C値(隙間相当面積)が1.0未満
1.0未満で有れば良いでしょうね!
上記2項目を確認するだけで良いと思います。
何故
高断熱の方は確認せんでも良いかと言いますと
高気密の施工をしている工務店は
高断熱もしっかりと施工しているからです。
この反対はダメですよ!
それと
高断熱・高気密住宅で
忘れてはいけないのが
換気計画です!
この換気計画も出来れば
ダクト式の換気を採用される方が
シッカリと計画的に換気が出来ます。
今日のお話は
工務店側の
普遍的な基準(モラル)についてお話をしてみます。
ホンの少し
硬そうなお話になる様な気がしますが
最後まで読んで頂ければと思います。
今まで
「住宅診断」を実施していて感じた事は
何故
住宅を建てる為に考えられた決まり事を
遵守して建てようとしないのか?
この事が一番疑問に思っている事です。
例えば
①外壁通気構法の完結迄の工事(排気口金物設置まで)
②小屋裏換気計算による吸排気口金物の設置
③ユニットバス下の基礎断熱材点検口の設置
④その他基礎水抜き孔の塞ぎ等々
原因として
大きく二つに分けられます。
一つは
ただ単に知識不足が原因の場合
この場合は
住宅を建てる為の勉強をして欲しいですね!
もう一つは
こちらの方が厄介なのですが
その決められている施工をすれば
工事金額がアップしてしまうし
その施工をしなくても
建築基準法に違反しないから施工しない!
と言うのが殆どの様な気がします。
つまり
建築基準法に違反しないから!と言う
建築基準法という印籠が問題なのかな?
裏を返せば
その住宅に住む人の事を
真剣に考えていないという事です。
住宅を建てる事は
ただ単に金儲けの為の手段としか考えていない
と迄は考えたくないですが・・・・!
まぁ
この様な工務店は今後淘汰されるのかな?
日頃から
キチンと決められた事を遵守して施工している工務店で有れば
2030年問題による仕様のグレードアップにも
スムーズに対応出来ると思いますが
しかし
そうでない工務店の場合は
2030年問題を真剣に考えて
目先の目標のZEH基準をクリアさせて
次の目標のHEAT20のG2基準を
自社に合った仕様を作り上げて行って貰いたいですね!
なので今から直ぐ
工務店の普遍的な基準(モラル)を真剣に取り組んで
社内改革をして欲しいと思います。
今日の纏めとして
工務店の普遍的な基準(モラル)が無い工務店は
今後は淘汰されて行くと考えます。
何故ならば
2025年には
省エネ基準への適合が義務化になり
2030年には
省エネ基準を引き上げた
ZEH基準が適合義務化の
可能性が出ていますので
今後の家造りには
普遍的な基準(モラル)の遵守が必要と考えるからです。
この事を考えた場合は
今から注文住宅を建てる人は
最低でも2030年のZEH基準をクリアさせて
C値を1.0未満にする仕様にした方が良いと思いますよ!
となれば
気密測定は必須ですからね!
という事で
今日のお話は、参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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