2022/01/11
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない様に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<今から注文住宅を建てる人へ>についてお話をします。
今から
注文住宅を建てる計画をされている人は
資産価値を落とさない為にも
是非
2030年のZEH基準をクリアさせた住宅を
工務店に依頼して下さいね!
その時には
気密測定も実施して
必ずC値1.0未満にする様に依頼する事も
忘れない様に!
それプラス
ダクトによる計画換気も忘れずに!
今日は
2030年問題(ZEH基準)のお話を
では実際にどの様にすれば
クリア出来るかと言うお話をしてみます。
下記ブログには
数値的にクリアする内容の例を書いています。
2021年9月15日のブログ
<UA値046に挑戦③>
https://www.yandykensa.com/blog/9457
で
ここで大切な事は
2025年の
省エネ基準の義務化をクリアすれば良いだろうと
安易な考えをする工務店(分譲住宅の売主)がいます。
それはそれで間違いではないし
クリアさせようとする意識は大変良いと考えます。
しかし
6地域の場合で今現在の分譲住宅でも
2025年の省エネ基準(UA値0.87)は
殆どがクリアしていると考えますので
2030年の
ZEH基準(UA値0.60)が義務化になる事を前提として
このZEH基準で建てて欲しいのです。
何故ならば
2025年の基準で建てられた住宅が
2030年には既存不適格住宅になってしまい
その建物の評価額が下がってしまう可能性が有り
その住宅を購入した方が
色々な事で不利益を被る事になってしまいます。
なので
分譲住宅の売主の方は
今から建てられる分譲住宅の仕様は
ZEH基準で建てて下さいね!
また
注文住宅を建てられる工務店は
2030年のZEH基準の義務化のお話を
依頼者様によくよく説明して
依頼者が不利益を被らない様にして下さいね!
今日の纏めとして
何回も同じ事を繰り返しますが
2030年に向けて
特に注文住宅を考えている方は
最低でもZEH基準の仕様で
尚且つ
気密性能をC値1.0未満にする為に
気密測定を必ず実施して下さい!
それに伴い大切な事は
ダクト配管による計画換気です。
もし
余力が有れば
許容応力度による耐震等級3の
構造計算も依頼して下さいね!
Y&Y住宅検査の考えは
省エネ基準も大切ですが
一番は
この許容応力度による耐震等級3の
住宅を建てる事と考えています。
構造が弱ければ
気密を良くしていても
地震で気密層が切れてしまいますから!
この事を考えれば
やはり一番に考える事は
許容応力度による耐震等級3です!
という事で
今日のお話は、参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊
「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊