2022/02/09
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<ホントに腹が立つ手抜き工事の巻!>についてお話をします。
新築分譲住宅の購入を考えている方は
ユニットバス下の基礎断熱施工不良による
床の断熱欠損には超要注意ですよ!
必ずチェックしましょうね!
今日のお話は
住宅の不具合事象の電話相談の
お話をしてみます。
電話相談の内容で
基礎のひび割れ調査の為に
床下に入って
発泡ウレタンで塞がれていた
ユニットバス下の
基礎断熱点検口の蓋を外してみたら
何と
下記写真①②を
目の当たりにして
何これ!ってな感じで呆れてしまいました! (笑)
初めて見る不具合事象です!
点検口の蓋を
丁寧に発泡ウレタンで塞いでいたので
まさか
この様な施工不良と言うか
完全な手抜き工事?を発見しようとは
夢にも思わなかったですね!
普通の「住宅診断」であれば
点検口の蓋を
発泡ウレタンで塞いでいれば
その発泡ウレタンを外してまで見る事はしません。
今回の場合は
基礎のひび割れ調査だったので
点検口の蓋を外したのです。
この様な不具合事象を見てしまうと
いつもの習慣と言うか
他の所までチェックしてしまいました。 (笑)
で
本来の調査の要件の方は
全然問題は有りませんでした。 ☜ 一安心!
この住宅は
築浅の分譲住宅だったのですが
この施工をした工務店の現場監督は
ユニットバスの基礎断熱を
何の為に設置するのかの
意味を理解していなかったのか?
それとも
それとも断熱材の材料が無かったので
手抜き工事をしたのか?
この現場状況から見て
手抜き工事の方だと考えますね!
しかし
基礎上の気密パッキンが
2方向のみしか設置していなかったので
基礎断熱の意味も分かってはいない様です!
今日の纏めとして
この様な現場を見てしまうと
今後
発泡ウレタンで点検口の蓋を塞いでいた場合は
どうしましょうかね?
蓋を塞いでいる発泡ウレタンを
外してしまうと
復旧を誰がするのか?
事前に現場の事は分からないので
悩むところですね! ☜ もうぅ 腹が立つわ!
という事で
今日の内容は、参考になりましたでしょうか?
今回は、これでおわります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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