2022/02/13
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<色々な軒換気材が出て来ています!>についてお話をします。
新築分譲住宅の購入を検討させれいる方は
外壁通気構法が完結されているか
及び
小屋裏換気が建築基準法違反ではない施工方法
で設置されているかを確認する為には
「住宅診断」を依頼してチェックしませんか?
どちらも
住宅の耐久性には欠かせない工法ですよ!
新築分譲住宅の
「住宅診断」を実施する時に
下記カタログ①の商品が設置されていたら
不具合事項には取り上げないかな? (笑)
今日のお話は
軒ゼロ用の小屋裏換気部材・外壁通気部材の
お話をします。
下記カタログ①の商品は
城東テクノ株式会社(Joto)の軒ゼロ換気材です。
上記カタログ①は
今年から発売された軒ゼロ用の新商品です。
何と
化粧破風の設置不要の商品なので
重たい感じがしていた軒廻りが
スッキリとしたデザイン性の良い納まりになりますね!
ただし
気を付けなければならない事が一つ有ります。
それは以前のブログで
片流れの棟換気の要注意事項として
化粧破風が無い場合は
外壁防火構造認定をクリアする為に
小屋裏側にPB張りを外壁サイディングの同高さまで
張り上げなければならないのですが
実際は張り上げていない事を
下記カタログ②で指摘していました。
しかし
上記カタログ①の場合は
屋根勾配によってホンの少し気を付けるだけで
簡単にクリアできる程度で大変使い易そうです!
何故かと言うと
軒換気材を設置する場所が
棟換気の場合は
野地板上に設置していますが
この新商品の場合は軒天換気材として
屋根野地板合板の下に設置するからです。
ただしこの新商品は
下記カタログ③の商品の様に
まだ防火対応になっていません。
なので
防火対応が必要な住宅の場合は
下記カタログ③を使用して
化粧破風を設置する納まりにするか
棟換気材を使用して
水上側だけに化粧破風を設置するかになります。
今日の纏めとして
住宅の耐久性には欠かす事が出来ない
外壁通気確保部材や小屋裏換気材は
どんどん新しい商品が開発されています。
なので
常に新商品の情報をキャッチできる様に
アンテナを張っておきましょう!
という事で
今日の内容は、お役に立ちましたでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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