2022/02/17
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<赤外線カメラで不具合事象を見つけられる?>についてお話をします。
新築住宅で有れば
引渡し2年以内に雨漏りが有った場合や
原因不明の水シミ跡が確認された場合は
工務店の無償メンテナンス期間が切れる前に
是非
赤外線カメラで原因を探してみて下さいね!
今日のお話は
赤外線カメラで何が分かるのか?
についてのお話をします。
下記の写真を
それぞれ説明してみます。
上記写真①は
屋上からの雨漏り跡の写真です。
現状が実際にまだ湿気が有るかどうかを確認した写真が
下記赤外線写真①になります。
上記赤外線写真①を見ると
青色から緑色の色をした部分が
現状も湿気を含んでいる事がハッキリ分かる写真です。
上記写真②は
マンションの勝手口部分の写真で
床及び床附近の壁に結露によるカビが発生している写真です。
この上記赤外線写真②を見れば
カビが発生している部分も湿気ている事が分かります。
で
この赤外線カメラを使用して分かる
不具合事象として多いのは
やはり
上記写真でもお分かりの通り
雨漏り及び結露の有無を確認するのに
大変便利な機器です。
それ以外に使用する場面は
下記赤外線写真③の様に
断熱材の欠損部分を見つける事も簡単に出来ます。
どうですか?
以前のブログにも少し紹介した様に
雨漏りの調査を工務店に依頼しても
結局
雨漏りの原因が分からない場合が偶に有ります。
この場合などは
原因が分からないからという事でほって置くのではなく
この赤外線カメラでの調査を
インスペクターに依頼して見て下さい!
水シミ跡の原因が結露と分かった場合は
その結露の原因を見つけて
不具合事象の根本から補修しませんか?
今日の纏めとして
結露による不具合事象は
何回もブログに書いていますが
瑕疵担保責任保険では免責項目なので
補修する保険金は降りません。
なので
新築住宅の場合は
引渡しから2年以内に
雨漏りや原因不明の水シミ跡が有った場合は
工務店のメンテナンス保証期間の2年間が切れる前に
赤外線カメラで調査依頼をされた方が良いと思います。
という事で
今日のお話は、参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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