2022/02/18
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<床下断熱材欠損をどの様に補修するのか?>についてお話をします。
新築分譲住宅の
購入を考えている方は
床下の断熱材欠損の有無を
必ず確認して見て下さいね!
今日のお話は
自分で床下を確認出来ない場合は
「住宅診断」を依頼して
必ず床下の検査も実施しましょう!
というお話です。
では本題に入ります。
それなりの地場の工務店が建てた新築分譲住宅でも
床下の断熱欠損まで
現場監督がチェックする事まではしませんし
そこ迄の施工品質まで実践している工務店は
ほぼ無いと考えます。
何故
床下の断熱材欠損の事を
しつこくお話するのか?
例え
机上の省エネ計算では断熱性能を良い住宅でも
下記の写真の様な断熱欠損が有れば
外部の冷たいすき間風が
ガンガン入って来ますよ!
そうなれば光熱費が高く付きますよ!
洗面脱衣所の床下断熱欠損の場合は
ヒートショックを起こす可能性が高いですよ!
という事をお伝えしたいからなのです。
ただし今回は
ユニットバス下の基礎断熱欠損のお話は省きます!
上記写真①は
キッチンの床下収納庫廻りの
断熱材の入れ忘れ?の写真です。
この床下収納庫廻りや
洗面脱衣室に有る床下点検口廻りも
意外と床下断熱材の入れ忘れが有ります。
この様に大きな面積が有る場合は
床断熱材と同じ断熱材を入れて貰いましょう!
上記写真②は
洗濯機用の排水トラップの廻りが
断熱補修をしていない写真です。
この場合の補修方法は
一液性の発泡ウレタンで補修する事をお勧めします。
補修をして貰いましょう!
上記写真③は
トイレの給排水廻りが
断熱補修をしていない写真です。
この場合の補修方法も
一液性の発泡ウレタンで補修で良いですね!
これも必ず補修して貰いましょう!
上記写真④は
フロアーコンセント部分の写真です。
この場合は
一液性の発泡ウレタンをコンセントに
直接吹いて補修しても良いのか?
この事をコンセントメーカーに確認して
問題が無ければ補修して貰いましょう!
上記写真⑤は
大引きとの取合い部分に
床断熱材施工不良によるすき間の写真です。
この場合も
施工不良ですから
一液性の発泡ウレタンで補修して貰いましょう!
で
築浅の既存住宅を購入する場合で
売主に補修して貰えない場合は
ホームセンターなどで
一液性の発泡ウレタン(カートリッジ)を購入して
自分で補修するのも案外返って良いかもです!
何故ならば
上記②~⑤以外にも小さなすき間が有りますので
徹底的に隙間を潰して行けば
床からのすき間風が物凄く減少すると思いますよ!
今日の纏めとして
新築分譲住宅の場合は
必ず床下に入って
床下の断熱材欠損の検査を実施しましょう!
それは何故か?
よく聞かれる事が有ると思いますが
マンションなどに住んでいた人が
念願の一戸建てマイホームを購入したのに
家の中が寒いという話を聞いた事が有りませんか?
大きな理由を簡単に言いますと
木造住宅の場合は
断熱性能と気密性能がマンションなどと比べた場合
大変大きく劣るからなのです。
で
そのギャップを少しでも縮める為に
床下の断熱材欠損を補修しませんか?
という流れでお話をさせて頂きました。
という事で
今日のお話は、参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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