2022/03/11
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<超一流ハウスメーカーでも工事は下請け職人!>についてお話をします。
今日のお話は
注文住宅を建てようと考えて
何処のハウスメーカーにしようかな?
と色々な住宅展示場などを
見て廻っている方がいると思います。
そして
気に入ったハウスメーカーと契約したとします。
契約したとしても
各工事工程の内
せめて
「外部防水下地検査」及び「断熱材充填検査」を含む
「住宅診断」を必ず入れた方が良いですよ!
と言うお話をします。
本題に入ります。
以前
2階のキッチン配管漏水で検査に行ったお宅が
何と
日本で超一流の高断熱住宅を建てている
ハウスメーカーだったと言うお話をします。
最初に
下記写真①、②を見て下さい。
上記写真①は
床下断熱材を貫通している排水管の写真です。
見ての通り
排水管の穴の開け間違いだったのでしょうね!
見事な断熱欠損ですね!
なのに
開け間違った穴も断熱補修をしていないし
配管廻りにもすき間を塞ぐ処理をしていません。
上記写真②は
床下の大引きの含水率を計測した時の写真です。
当時の天気は雨でした。
で
床下の状況は
床暖房を付けていたので
床下の温度も比較的暖かく
雨だったからなのか?湿度も高かったので
大引きの含水率も少し高めだったのかな?
今回の主な検査の
2階キッチン排水管の漏水検査の結果は
赤外線カメラによって
漏水個所を確定させましたが
今回思った事は
いくら超一流のハウスメーカーでも
結局は
下請けの職人が
各種工事を施行して行きます。
それを全て
現場監督がチェックしていれば良いのですが
実際はほぼ職人任せです。
上記写真①の様な
不具合事象有無のチェックの為に
現場監督が床下に入って検査などは実施しません。
この事だけでも
超一流ハウスメーカーだから
安心だと思いたいでしょうが
なかなか思う様には
行かない事が分かったでしょうか?
今日の纏めとして
冒頭にも書きましたが
超一流ハウスメーカーで有っても
各工事工程の内
せめて
「外部防水下地検査」及び「断熱材充填検査」を含む
「住宅診断」を必ず入れませんか?
という事で
今日のお話は、参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊
「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊