Y&Y設計事務所
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直下率と構造区画を考えながらプランをしませんか?

「住宅診断」を数多く実施して

不具合事象の原因追求をして来たから分かる

施工未済や施工不良 そして自然の力など

インスペクターから見た住宅設計とは・・・

「泣き寝入り」や「後悔」しない為に

住宅プラン作成の応援をして行きます!

 

今回は、<直下率と構造区画を考えながらプランをしませんか?>についてお話をします。

今日のお話は

Y&Y設計事務所が

今年から始めた事の一つをお話します。

新築分譲住宅を購入される人には

直接的なお話では有りませんが

最終的には

購入される人に関わるお話です!

 

分譲住宅のプランを作成して

最初に依頼者にプランを渡す図面には

下記資料①の様に

プランをした時の設計コンセプトを

1棟ごとに作成する様にしています。

何故ならば

コンセプトを書かなければ

簡単に意匠重視のプラン変更が来ます。

その時の変更プランをそのまま作成すると

住宅の耐震性の基本である「構造区画」

まるっきしダメなプランになる事が殆どです。

よく聞く話として

その分譲住宅を販売する営業マンが

自分の売り易いプランにしないと

売れなかった時は責任を持たんよ!って

売主よりもプランに関して主導権を持っているようです。

なので出来るだけ

売主に対して耐震性重視のプランを考えてもらう為に

設計コンセプトを書く様にしています。 

それでも販売する営業マンの意見が強いですね!

設計コンセプトの内容は大体は決まっていますので

柱・耐力壁の直下率の数値が変わるぐらいですかね!

 

【資料①】

 

プランが決定して

実際の確認申請を出す時は

相当変更になっていますが

「構造区画」だけは何とか考えた上で

偏心率0.05以下にする様にしています。

 

下記資料②は

プラン決定前の最終段階の平面図には

柱と耐力壁の位置を記入したものを渡します。

結果的には

設計コンセプトの時と違う直下率の数値になってしまいます。

 

【資料②2階平面】

 

下記資料③は

上記平面図のプランの

最終的な直下率になりました。

柱の直下率が67.27%

耐力壁の直下率が73.68%

 

【資料③】

 

今日の纏めとして

分譲住宅でも

最初のプランを考える時から

柱と耐力壁の直下率を確認(意識)しながら

間取りを決める様にしませんか?

そして

もう一つ重要な事は構造区画

基本的な考え方は

最大スパンを3.640として

その梁の両端の下には必ず柱を入れる事をしませんか?

という事を

分譲住宅を設計される建築士の皆さんにお願いしたいのです!

新築分譲住宅の「住宅診断」を実施していて

一番悲しいのは

2階の床の傾斜です。

まだ人が住んでいないのに

床の傾斜を確認してしまいます。

という事で

今日のお話は、参考になったでしょうか?

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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