2022/04/04
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<何故、契約する前に「住宅診断」をしないのか?>についてお話をします。
何て言ったらいいのか?
既存住宅や新築分譲住宅を購入される場合
インスペクションを実施しないで購入される方が
今でも大変多いようです!
しかし
私共の方で
電話相談で相談を受けるのですが
その方達が口を揃えて言う事は
契約前に
インスペクションを実施しておけば良かった!
って「後悔」のお話が出て来ます。
でも
実際に自分が被害に遭わなければ
インスペクションの重要性が分かってくれません。
まぁ
私一人が毎日ブログを書いたところで
そのブログを目にする機会は
殆どゼロに近いのでしょうね!
どうしたら
電話相談をして来る人達が
「泣き寝入り」「後悔」をしない様になるのでしょうか?
私共が「住宅診断」を実施していれば
殆どの電話相談の方は
「泣き寝入り」「後悔」をしないで済むような事象です。
床の傾斜や断熱材の施工不良等々・・・・。
私共の活動方法や普及方法が足らないのでしょうか?
築古の既存住宅を購入される方は
それなりの覚悟が有って契約をされるから
どちらかと言えば良いでしょうが
インスペクションが必要なのは
築浅の既存住宅や新築分譲住宅の方です。
このブログでも何回も記載していますが
インスペクションと言っても
既存住宅の場合は
「建物状況調査」的なインスペクションが
インスペクションと思っている方が
不動産業界の方では普通の考え方です。
床下・屋根裏に入らないで点検口から見える範囲だけを
調査する事で何が分かるのでしょうかね?
また
新築住宅の場合は
「内覧会」的なインスペクション
つまり
仕上げ具合の良し悪しだけを
チェックするインスペクションが
インスペクションと考えている
エンドユーザーの方が如何に多い事か?
と考えつつ
今日のお話は
新築分譲住宅の「住宅診断」を実施して
見つけた断熱材の不具合事象のお話をします。
下記写真①、②は
1階に車庫が有る2階の床下の
外気に接する床の断熱材の写真です。
壁専用のグラスウール断熱材を
床下に設置しています。
下記写真③は
外気に接する床に断熱材を設置しないといけない場所なのに
何故か天井裏面に設置しています。
上記写真の
断熱材設置不良の改善補修工事は
100%と言い切って良いくらい
売主側は補修しないでしょうね!
この場合の改善補修は
補修費が安くありませんから!
だから
この様な住宅を購入される方は
「住宅診断」を実施しない方が購入されます。
または
断熱材の性能(重要性)を分かっていない方が
購入されるのでしょうね!
実際にもう既に
その新築分譲住宅には人が住んでいますから・・・・。
購入された方は
出来れば何も気が付かないで住み続ければ
それはそれで良いのかな?
という事で
今日のお話は、何かの参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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