2022/04/15
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<住宅のプランを考えるアイテムとして!>についてお話をします。
注文住宅を考えている方は
是非
「採光シミュレーション」や「日射積算表示」
そして「柱などの直下率」を検討しながら
プランを決定しませんか?
ただ単に
敷地に当て嵌まるプランを考えるだけでは
後から後悔しますよ!
ほんの少し検討すれば
耐震性も良くなるし
年間の光熱費や構造材の費用が
押さえられますよ!
今日のお話は
CADソフトでの採光シミュレーションと
実際の建物を比べて見たお話をしてみます。
先日
完了検査に立ち会った新築分譲住宅の図面を基に
方位と日時をインプットした採光シミュレーションと
実際の建物の日射・採光の違いを検証してみました。
上記写真①は
日射がどの程度室内に入っているか分かる写真です。
上記シミュレーション①は
方位と上記写真①の日時をインプットして出て来た画面です。
方位とバルコニーの高さが多少違う事を考慮したとしても
ほぼ実際の写真と同じ様な日射の入り幅に見えます。
この事から
今迄の採光シミュレーションに関しても
計画中の建物を検討する上で
このCADソフトの画像が参考になる事が分かりますね!
この分譲住宅を作成するに当たり
「直下率」と「構造区画」を検討していましたので
耐力壁の直下率は72.50%
柱の直下率は68.63%と
目標数値よりも良い数値になっています。
因みに
Y&Y設計事務所が設計する時の
目標数値は
耐力壁の直下率が50%以上
柱の直下率が60%以上です。
今日の纏めとして
Y&Y設計事務所が
住宅プランを考える時のアイテムとして
「直下率」の計算以外に
「採光シミュレーション」と「室内の日射積算表示」が
加わりました。
という事で
今日のお話は、参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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