2022/04/14
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<熊本地震から丸6年!>についてお話をします。
新築分譲住宅に於いては
悲しい事ですが
6年前に発生した「熊本地震」の教訓が
建物に全然生かされていませんね!
今日のお話は
昨年の4月13日に
フェースブックにアップしていた
愚痴の様な記事のお話をします。
その記事は
https://www.facebook.com/photo/?fbid=2566039817056257&set=a.1391277681199149
です。
記事の内容は
新築分譲住宅のプラン変更の話で
「柱・耐力壁の直下率」を考えながら
尚且つ
道路斜線の高さ制限で
天空率も考えながら試行錯誤している内容でした。
1年前には
まだ「構造区画」の考え方を
意識していませんでしたが
3.640㎜(4P)迄のスパン間隔で
梁の両端下に柱を持って来る事は
既に考えていました。
では
何故「柱の直下率」が重要なのか?
「住宅診断」での2階床の傾斜の原因が
「柱の直下率」が大きく関わっている事が
6年前の4月14日、4月16日に発生した「熊本地震」から
何年か過ぎた後に
下記資料①などを色々と調べて行くうちに
分かって来ました。
そう言えば
早いもので熊本地震から丸6年になりますね!
で
住宅の耐震性を考えると
耐震等級3が大変重要な事も分かって来て
許容応力度計算の耐震等級3の住宅を計画しませんか?
って事も過去のブログには
頻繁に記載しています。
話を少し戻して
今では
住宅のプランを考える時には
「柱・耐力壁の直下率」よりも
「構造区画」を先に考えながら
2階の間取りを考える様にしています。
最初にも書いていますが
この二つを考えながらプランをして行くと
ホントに
すんなりとプランが決まる事が無くなりましたね!(笑)
で尚且つ
「採光シミュレーション」や「日射遮蔽」まで考えると
趣味的な範囲でする場合は良いとしても
費用対効果を考えるときついですネ!
まぁ
分譲住宅のプランの依頼では
この様な要望までは有りませんが
「構造区画」と「直下率」は
住む人の事を考えれば
Y&Y設計事務所では考えて行きます。
今日の纏めとして
「熊本地震」から丸6年
この教訓を生かした住まいづくりをして行きませんか?
せめて
「構造区画」と「直下率」を考えて
プラン作成をしませんか?
という事で
今日のお話は、参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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