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基礎のひび割れと床の傾斜との関係は?

このブログは

住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を

住宅診断の一環として

住宅を購入または計画中の方が

泣き寝入り(又は後悔)しない様に

注意喚起の為にアップしています。

 

今回は、<基礎のひび割れと床の傾斜との関係は?>についてお話をします。

既存住宅の購入を考えている方は

基礎のひび割れ幅

そのひび割れの位置

床の傾斜に大きく関わって来ますから

「住宅診断」を依頼して

その建物全体の床の傾斜傾向を確認しましょうね!

 

今日のお話は

基礎のひび割れと

床の傾斜の関係についてお話をします。

下記図面①、②は

軽量鉄骨の大手ハウスメーカーの建物を

「住宅診断」した時の床傾斜チェック図面です。

下記図面①は

基礎のひび割れ位置と

ひび割れ幅を記入しています。

1階床の傾斜に関しては和室が有り

建物全体の傾斜傾向が分かりづらいので

下記図面②を参考にしながら

説明を進めて行きます。

 

【図面①】

 

上記図面①を説明します。

1階の図面では

主に基礎のひび割れ位置ひび割れ幅を見て下さい。

外部の基礎ひび割れ箇所は6か所有り

その内5か所が0.50㎜以上のひび割れです。

この様な大きなひび割れが5か所も有った場合は

必ず床の傾斜が存在しますので

床傾斜の調査及び

床下に入ってのひび割れの調査は必須ですよ!

この調査を実施する事で

建物の傾斜傾向を把握し

不同沈下が確認出来たら

その原因を突き止める様にしましょうね!

 

今回の建物の場合は軽量鉄骨造なので

1階と2階の床の傾斜傾向は

ほぼ同じと考えて良いので

下記図面②の

2階の床傾斜と基礎のひび割れの関係で

説明します。

 

【図面②】

 

上記図面②を見ると

床の傾斜が

図面を見て左側と下側(手前側)に傾いています。

因みに

傾斜傾向を確認する為には

上記図面の様に

傾斜測定値と矢印を書いて行くと分かります。

この基礎のひび割れと傾斜傾向を考えれば

ひび割れが入っている面の直角方向に

床が傾いている事が分かると思います。

ただし

床の傾き

品確法の判定基準内かどうかは

床の傾斜計測をしないと分かりませんが

この事は覚えておいた方が良いと思います。

 

今日の纏めとして

上記図面①を見てお分かりの様に

実際に床下に入っての検査で

基礎のひび割れの箇所を調査した方が

ひび割れ幅が大きい場合が有りますので

外部の基礎ひび割れ調査で

ひび割れ幅が0.5㎜未満で有っても

床下に入っての計測では0.5㎜以上という事も有ります。

ゆえに

床下に入っての検査で

基礎のひび割れ計測をされた方が良いですよ!

どうでしたか?

基礎のひび割れと床の傾斜の関係が

少しは理解できたでしょうか?

既存住宅を購入される場合は

基礎のひび割れと床の傾斜から

不同沈下の有無を調査し

もし不同沈下が確認された場合は

その原因を追究して行きましょうね!

という事で

今日のお話は、参考になったでしょうか?

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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