2022/04/25
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<羽アリが飛ぶ時期になっていますので要注意!>についてお話をします。
既存住宅・新築住宅に関わらず
羽アリが飛び立つ時期に入っていますので
自宅の廻りを
注意してチェックして見て下さいね!
今日のお話は
シロアリ(羽アリ)が
発生する時期や特徴をお話をします。
下記写真①は
雨漏り検査に行った時に
偶々見つけて捕獲した「イエシロアリ」の写真です。
上記写真①は
最初はコソコソとよく動く虫だったので
何の虫か分からず
念の為に何の虫か調べてもらう為に
シロアリ処理業者へ持って行く途中の写真です。
結果的には
「イエシロアリ」と分かりビックリでした。
何故かと言うと
今迄見ていたシロアリと言えば
大きさは半分くらいの白っぽい色をしていて
ゴニョゴニョと動く「ヤマトシロアリ」
しか見た経験しか無かったからです。
この住宅を
シロアリ処理業者に調査してもらったのですが
「イエシロアリ」の巣を発見する事ができなかったとの事。
因みに
床下には蟻道は有りませんでしたので
どうやって2階小屋裏に
このシロアリが入ったのか?
よく分かっていません。
ここから本題に入ります。
下記資料①は
羽アリの違いを説明する為の資料で
ヤマトシロアリの羽アリとクロアリの羽アリの
違いを説明している資料です。
大きな特徴の違いは
羽の形状を覚えていたら良いと思います。
シロアリの羽の場合は
4枚ともほぼ同じ大きさに比べて
クロアリの場合は
前羽と後羽の大きさが違います。
で
羽アリが発生する一般的な時期として
ヤマトシロアリ:4月~5月頃の午前中から日中にかけて
イエシロアリ :6月~7月頃の夕方から夜にかけて
アメリカカンザイシロアリ:7月~10月の日中から夕方にかけて
上記の出現時期を見れば
おおよそのシロアリの種類が分かると思います。
因みに
「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」の特徴の違いとして
「ヤマトシロアリ」の巣は木材の中に作り
「イエシロアリ」の場合は地中に作ります。
ここで
自宅に於いての確認として
今の防蟻処理の主流は
農薬(薬剤)を使用した防蟻処理です。
ここで重要な事は
平成15年7月1日に建築基準法が改正され
効果の強い薬剤(クロルピリホス)が使用禁止になった為
薬剤効果の保証期間が5年になっていますので
5年毎に防蟻処理を実施する事が必要です。
なので
面倒かも知れませんが
防蟻処理の保証書の保証期間を確認する様に!
既存住宅を購入された方は
購入時に防蟻処理をされていなければ
又は防蟻処理の保証書が無ければ
早急に防蟻処理を実施される事をお勧めします。
シロアリの蟻害が発生してからの駆除処理費用を考えれば
定期的(5年毎)に防蟻処理をされる方が良いと考えます。
追記として
シロアリの説明を分かり易く纏めているSNSの資料として
「生活110番」を載せておきます。
https://www.seikatsu110.jp/library/vermin/vr_termite/23433/
という事で
今日のお話は、参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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