2022/04/27
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<小屋裏換気口の未設置には要注意!>についてお話をします。
注文住宅を依頼している方は
小屋裏換気計算を実施して
設置する様になっているのか?
新築分譲住宅の購入を考えている方も
フラット35で申請をしている建物でしたら
小屋裏換気計算通りの換気部材が設置しているかどうか?
もし
フラット35で申請をしていない建物であっても
同様に小屋裏換気金物が設置しているのかどうか?
を必ず確認しましょうね!
今日のお話は
小屋裏換気を設置しませんか?
と言うお話をします。
下記資料①は
フラット35の木造住宅工事仕様書に記載している
小屋裏換気孔設置例の資料です。
念の為に
この中の「ロ」の軒裏のみの
小屋裏換気口の設置は採用は止めておきましょう。
何故この様な
住宅に取って基本的な事をお話をするのかと言うと
例えば
フラット35を使用する事で
建築確認済証が降りていたとしても
計算通りに設置していない不具合事例が
「住宅診断」を実施している経験上
よく知っています。
では
何故キチンと設置しないのか?と言うと
理由は簡単です!
確認検査機関などは
確認申請時に図面上ではチェックはしますが
検査機関の検査員が誰一人として
規定通り設置しているかどうかを
現場では検査しませんから! (笑)
この事から派生する悪影響として
工務店の現場監督が
小屋裏換気口の必要性を理解せずに
「住宅診断」などの第三者の検査で
指摘を受ける迄知らないような状況です。
小屋裏換気口の設置を分かっていても
故意(コスト削減の為)に設置しない工務店も・・・・。
下記写真①は
棟換気の不具合事例の写真です。
上記写真①の場合は
ドリルで穴を何箇所か開けていますが
一般的に多いのは丸鋸などを使用して
幅3センチ(メーカーによって違う)の開口を開けますが
何故
この様な状況になったのかは理解できません!
「住宅診断」の報告書に
指摘項目として上げていますが
もしも
売主(工務店)が
キチンと開口を開ける補修をしなかった場合は
この建物の小屋裏は
色々な不具合の連鎖が起きるでしょうね!
夏期は
2階の室内が暑いし
冬期は
小屋裏に結露の発生が考えられますね!
どうですか?
例えフラット35を使用していない建物でも
小屋裏換気口の必要性と
それプラス
確認検査機関などの公な機関が検査しない事から
「住宅診断」の必要性も
ご理解出来ましたでしょうか?
という事で
今日のお話は、参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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