2022/04/30
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り（又は後悔）しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、＜工務店の質は現場の状況と比例している？＞についてお話をします。
今日のお話は
注文住宅の工事中の現場や
新築分譲住宅の工事中の現場を
簡単にチェックするだけで
「工務店の質」が分かりますよ！
但し
職人の手の良し悪しでは有りません。
と言うお話をしてみます。
先日の朝
ある注文住宅の工事中の現場で
タバコをくわえたまま現場敷地内で
職人が作業道具を運んでいました。
作業道具は工事中の玄関ポーチに運んでいましたが
今でも
現場内でくわえタバコをする職人がいるのには
凄くビックリでした。
以前（１０年以上前）私がいた会社では
既に現場敷地内では禁煙にしていました。
勿論
敷地内に灰皿も置いていません！
何故その様になったのか？
簡単に言えば
注文住宅のお施主のお子さんが喘息？で
その夫婦もタバコの臭いが大っ嫌いだった事が
事の始まりでした。
それ迄の現場では
敷地内の片隅に喫煙スペースを作って
赤いカンカンの灰皿を置いていたのですが
それが
偶々お施主さんが現場を見に来た時に
職人がトイレに行こうとして
建物から出てからタバコに火を付けて
くわえタバコをしてトイレに入ったそうです。
この事を
後から営業担当者に
現場内での喫煙を止めて欲しいと連絡が入ったのです。
で
社内で会議をして
現場の敷地内では禁煙にしたのです。
理由は簡単で
①火災予防の為
②タバコを受け付けない人（禁煙者）が増えている
では喫煙場所は？
暫定処置として
クルマの中でのみ喫煙を許可しました。
この様な過去が有ったので
現場の敷地内で
くわえタバコをする職人が今でもいる事に
ホントにビックリしたのです。
当時
現場環境を整える為に
実際に「５Ｓ活動」を実施していました。
この５つの要素は
「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「しつけ」です。
簡単に説明すると
「整理」とは
不要なものは処分し、あるべき場所に片付ける事。
「整頓」とは
全てのものが常に所定の位置に置かれるようにする事。
「清掃」とは
現場を常に清掃して綺麗にする事。
「清潔」とは
常に綺麗な状態が保たれている事。
「しつけ」とは
現場で働く全ての人に習慣づける為の教育や指導・仕組み作りをする事。
この中で禁煙は
「しつけ」の中に入ります。
で
今日の本題として
先ずは
注文住宅を契約する前に
その工務店の現場を何件か見てから
下記内容が
どうなっているかをチェックして見て下さい。
「工務店の質」が良く分かる箇所として
①仮設トイレ
トイレの中が何時も清掃されて清潔に保たれているか？
②ゴミ箱（廃材置き場）
敷地内の残材を捨てるゴミ箱附近が整理整頓されているか？
③灰皿
敷地内を禁煙にしているか？
最低でも
灰皿附近に仮設水道か水を汲んだバケツが置いているか？
④安全として（現場の安全に気配りをしているかどうか？）
敷地を囲っているネットや入り口のゲート
及び足場の養生ネットが
綺麗、機能的に設置されているか？
足場で作業している職人が
キチンとヘルメットを規定通り被っているか？
以上の４項目を見れば
ある程度は建物の品質や工務店の質が分かりますよ！
という事で
今日のお話は、参考になったでしょうか？
今回は、これで終わります。
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「Y＆Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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