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崖に隣接した住宅は要注意ですよ!

このブログは

住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を

住宅診断の一環として

住宅を購入または計画中の方が

泣き寝入り(又は後悔)しない様に

注意喚起の為にアップしています。

 

今回は、<崖に隣接した住宅は要注意ですよ!>についてお話をします。

最近何故か

えらい電話相談等が増えた事に”?”でしたが

原因が分かりました!(笑)

今日のお話は

崖に隣接する住宅に住まわれている

関西の方からの

電話では無くてメール相談でのお話をします。

2021年6月25日に起きた

大阪西成区の住宅2棟が倒壊した事故のニュース

https://www.youtube.com/watch?v=EfcativwOGs

などが発端かどうか分かりませんが

崖面とかブロック積み塀に関して

行政指導が大変厳しくなった様な気がしますが

これに少し絡んだお話になります。

本題に入ります。

最初は

自宅の基礎の調査の料金はいくらなのか?の相談だったので

どの様な建物で

基礎の何を調査するのかによって料金が変わりますので

そこらを教えて下さいと言う返事をしたのですが・・・・。

この様なやり取りを3回ほどして

それでも

相談内容がよく分からないままの状態でした。

翌日の朝

また相談者からメールが来ていたのです。

その内容は

2021年6月25日に起きた

大阪西成区の住宅2棟が倒壊した事故のニュースを見て

自宅も同じ様に崖沿いに建っているから

自宅の基礎が

布基礎なのか深基礎なのかを調べて

報告書が欲しいと言う事が分かりました。

ここ迄来るのに大変な時間を費やしてしまいました。(笑)

契約書の添付図面には平面図しか付いておらず

布基礎としか書かれていなかったとの事で

自分の家は大丈夫なのだろうか?と

上記のニュースを見てから気を揉んでいたのでしょうね!

取り敢えず

崖条例を満たす為の図面を

依頼者から聞いた情報を基にして

下記資料①、②の図面を書いてメールしました。

その時に

建物の廻りを自分で掘って確かめる事は大変なので

市役所の建築課に行って

確認申請年月日と崖条例の施行年月日を確認して

崖条例が施行された後に確認申請を申請していれば

崖条例に沿った施工をしているはずですよ!

もし施工していなかったら

違法建築になる可能性が有る事をお伝えしました。

と言っても

役所で調べても分からなかった場合は

崖側の建物の角(出隅)部分を掘って確かめる事を

業者に依頼されたら良いのでは?と

どの様に掘って確かめるかの方法をメールしておきました。

今回の相談者は

最後に

基礎の状態の判断指標を教えて下さり

本当に助かりました。

ありがとうございます!

と返信が有りました。

もしかして

今迄のメールでの相談者で

この様な返事を返してくれた方は

初めてではないでしょうか?

 

【資料①】

 

 

【資料②】

 

と言うか

関西方面にも

沢山のインスペクターとか設計事務所が有るのに

何故メール相談が当社に来たのだろうか?

最終的な返事をメールして

この今のブログを書きながら”?”になっています。(笑)

今迄はただ単に相談者が大変困っていると思い

メールでの返事をしていたのですが・・・・。

よくよく考えて見ると

ホームページに「住宅検査相談の窓口」を開設していて

住宅を契約した後から不安になった買主の為に

または

住宅瑕疵保険の10年間が終わる前の不安になった 人の為に

最初の40分は無料と記載していた事に気が付きました! ☜ (大笑)

これは

新築分譲住宅を購入された方を中心に考えた

電話相談またはZOOMによる相談を想定していたのですが・・・・。

だから

電話相談等が多くなって来た原因だと分かりました!

と言う事で

最後は、落ちが有りました。

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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