2022/05/24
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<敷地のCB土留め擁壁に要注意!①>についてお話をします。
既存住宅を建て替えを目的として購入される方とか
自宅を建て替える時には
事前に
CB土留め擁壁の有無を確認して見ましょう!
今日のお話は
役所の建築課へ
建築相談に行った時のお話です。
最近の住宅設計の案件で
CB土留め擁壁の敷地へ建てる案件が
何故か多くなった様な気がします。
今回
役所へ相談に行った案件は
分譲住宅の設計で崖条例の30°ラインを
何処から引っぱれば良いのかを
確認しに行ったのです。
案の定
キツイ方から30°ラインを引っぱる事になったのは
それはそれで仕方が無いと思ったのですが
違う問題が出て来たのです。
それは
今回相談した敷地が道路面より高く
石積み擁壁の上に
型枠CB土留め擁壁を3段積んでいたのですが
現状の地盤面を設計GLするのであれば
その型枠CB土留めを全て撤去して
コンクリート土留め擁壁を
石積み擁壁に荷重がかからない様に
内側に施行しなければならないと指摘が有りました。
えぇ~ウソだろぅ・・・・!
実際に考えていたのは
型枠CB土留め擁壁3段の内
1段を撤去して2段積みの土留め擁壁にして置けば
問題無いと考えていたからです。
他の区役所では
それで何も指摘が無かったからです。
で
他の役所に確認したところ
東区役所は2段までの土留め擁壁は問題無しで
佐伯区役所、廿日市市役所は少し条件付きでしたが
念の為に
物件ごとに確認の必要性は有りそうですね!
確認申請の代行業務をしていて
昨年辺りから指摘が入り出した様な気がします。
今日の纏めとして
既存住宅を建て替えを目的として購入される方とか
自宅を建て替える時に
CB土留め擁壁の有無を確認して見ましょう!
コンクリート擁壁などにやり替える等の
余分な費用がかかる場合が有りますので
よく注意しましょうね!
という事で
今日のお話は、参考になったでしょうか?
今回は、これでお終い!
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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