2022/05/31
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<分譲住宅のアフターサービス基準とは?>についてお話をします。
新築分譲住宅を購入された方で
不具合の手直し依頼で
色々と売主側とトラブルが有る様ですので
今日のお話は
アフター定期点検のお話をします。
注文住宅の場合は
アフター定期点検を
3か月(6か月)・12か月・24か月の
3回実施される事が多く
緊急の不具合の場合を除き
このアフター点検日の時に纏めて
新居での生活で色々な不具合を
纏めて直して貰う機会が有りますので
大きな不具合が無い限りは
工務店側とは悪い関係にはなりません。
問題なのは
新築分譲住宅を購入された方の場合です。
何が問題かと言うと
一つは
売主側が
注文住宅のアフター定期点検の様に
工務店からの事前のお知らせ及び点検が有りません。
引渡し時に
売主側から渡される事が多いのは
下記資料①、②の様な書類です。
上記資料①、②の様な
「アフターサービス基準」を渡される時に
無償保証期間や保証内容・項目の説明を受けます。
で
ここで問題が起こりうる説明の仕方が
保証期間内で有れば無償で直しますので
「何時でも連絡を下さい!」
と売主側が買主側に伝えてしまう事です。
この「何時でも連絡を下さい!」は曲者です!
買主側は
何か気になった不具合を見つける度に
連絡をして直して貰えると勘違いして
些細な事を
その度に直して貰おうとする事が有ります。
最初の内は売主側も対応しますが
頻度が多ければクレイマーの様に受け取られ
手直しに来る日程がどんどん延びて
終いには手直しに来なくなる事も・・・・。
この様に
工務店との関係を悪化させない為には
買主側も常識的な範囲を超えない様に
不具合事象の手直し依頼をする手段を考える事が必要です。
で
この手段とは
以前にもこのブログに記載している
自分で点検時期を決めて
自分で建物全体をチェックして
不具合部分を書き留めて置くか
又は
インスペクターに建物をチェックして貰うかの
どちらかを実施します。
点検時期は
注文住宅の様に
3か月(6か月)・12か月・24か月の3回実施して
その都度纏めて手直しを依頼するのです。
そうすれば
売主側もスムーズに手直しが実行できるので
両者の関係は良好のまま維持できると思います。
どうですか?
この様に
自分で点検時期を決めて点検を実施して
手直しを纏めて依頼しませんか?
という事で
今日のお話は、参考になったでしょうか?
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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