2022/07/01
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<エコキュートのヒートポンプ前面の距離は?>についてお話をします。
新築分譲住宅の購入を考えられている方や
注文住宅を計画をしている方は
エコキュートのヒートポンプの設置位置に無頓着な
工務店や設計事務所がいますので要注意ですよ!
今日のお話は
エコキュートのヒートポンプ設置位置についての
お話をします。
下記写真①を見て下さい。
ヒートポンプの前面に有るフェンスは隣のフェンスです。
つまり
隣の人がヒートポンプの音が喧しいと思って
フェンス部分に板を設置する事も考えられます。
下記資料①の表を見て下さい。
メーカーによっては
ヒートポンプの前面の開き寸法が決められています。
それが「E」の部分の寸法になります。
上記写真①を見ると
フェンス迄の距離が100㎜有るか無いかです。
もし
この面に板を設置された場合は
エコキュートの性能は低下し
もしかしたら故障の原因にもなりかねませんね!
メーカーが設定している寸法以下であれば
メーカーの保証も出ないと思われます。
何が言いたいのか?
もうお判りですね!
特に
新築分譲住宅の場合は
本当に何も考えていませんから
隣地境界線とヒートポンプの前面迄の距離を
必ず確認する事が必要ですよ!
また
注文住宅の計画をされている方も同じですよ!
「温熱性能」を注意している設計者ならば
この様な事はしないと思いますが
ハウスメーカーにしても工務店にしても
プランを考えるのは営業マンの場合が多いので
要注意して下さいね!
今日の纏めとして
新築分譲住宅を見学に行くと
今でも以外にこのヒートポンプの不具合が目に入ります。
分譲住宅をプランする方は
エコキュートやヒートポンプの位置を考える事は
していないと思われますので
この様な不具合が発生すると考えられます。
なので
その分譲住宅が気に入ったとしても
ヒートポンプの案件が有る場合は
何らかの解決策が無い限りは
購入を諦めた方が無難と思います。
という事で
今日のお話は、参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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