2022/07/02
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<何故、耐震診断の依頼を受けなくなったのか?>についてお話をすます。
今日のお話は
不動産業者からのお問い合わせのお話をします。
お問い合わせの内容は
既存住宅を購入された方から
シロアリの蟻道を外部基礎に確認して
その蟻道を壊したらシロアリが出て来たと
不動産業者の方へ電話が有ったそうです。
その後に
シロアリ防除業者に床下を調査して貰った結果
シロアリによる蟻害は確認出来なかったとの事でした。
で
不動産業者からのお問い合わせの内容は
シロアリ防除業者が調査して
蟻害が無かったと言われたのですが
何故か
耐震性の調査をして欲しいとお客様から言われたそうです。
ここで「?」となったのは
床下などに入って構造材などを調査して貰いたい?
って言われるのです。
シロアリが発見された事から
構造的に不安なので耐震性を調査して貰いたいと言われるのです。
?????・・・・
最初は
床下に入って
床束・大引き・土台などの構造材を調査して欲しいと言われても
既にシロアリ防除業者がくまなく調査しているのでは?
って伝えたら
家全体の耐震性の調査をして貰いたいとの事でした。
まだこの時点では
不動産業者が言っている意味が
ハッキリと飲み込めていませんでした。
つまり
「耐震診断」そのもの依頼だった様です。
最初から「耐震診断」の依頼で有ったら
耐震補強をする予定及び予算を用意しているのであれば
「耐震診断」は受けますが
耐震補強をする予定及び予算を用意いていないのなら
「耐震診断」は引き受けませんと伝えたのです。
不動産業者からすれば
お客様からの依頼なのだから「耐震診断」をすれば良いではないか?
と思われたようです。
何故
引き受け無くなった理由とは
以前のお話ですが
市の耐震診断の補助金が年に何回か有り
その補助金で自宅を「耐震診断」する依頼が有ったのです。
診断結果が
診断結果の評点が0.4だったのです。
評価としては
「倒壊する可能性が高い」になったのです。
その事を依頼者に説明したら
何故か逆切れされて
わざと耐震性が無い数値を出して
不安にさせて補強工事をさせようとする魂胆なのか?
と言う様な事が違う依頼者からも続けて有ったので
耐震補強を前提にした「耐震診断」しか受けない様になったのです。
リフォーム工事をするので
一緒に耐震補強工事もしたいからと言われる場合は引き受けます。
この説明を不動産業者にお話しても
このニュアンスを理解してもらえずに
結局他の「耐震診断」業者を紹介させて頂きました。
ただ単に
不安がらせる事になる「耐震診断」を受けなくなったのです。
次回のブログには
この辺のお話をしてみます。
という事で
今日のお話は、少し嫌な思い出話になりました。
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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