2022/07/14
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<複雑な共同住宅のプランの問題点とは!>についてお話をします。
今日のお話は
木造共同住宅の設計についてお話をします。
以前
少しお話した木造共同住宅が進み出したのですが
いきなり大きな壁にぶち当たりました。
2階建ての木造共同住宅なのですが
このプランをされた設計事務所の方が
最終打合せの前日に
日影規制に引っ掛かる事に気が付いて
プラン変更をしたのです。
で
Y&Y設計事務所が
急遽プラン変更をしたプランを
引き継いで実施設計をする事になったのです。
と言っても
敷地の土留め擁壁の件で最終プランが決まらず
なかなか進まなかったのです。
で
土留め擁壁を石積みの内側に施工する事で
何とか施主様の了解が取れたので
以前の
設計事務所のプランを基にして
敷地スペースが狭くなった部分をプラン変更して
どうにか敷地内に入るプランを作成しました。
で
施主様のゴーサインが出たので構造計算を依頼しました。
何故
構造計算を依頼するのか?
それは
ロフトやスキップフロアー等が有って
大変複雑なプランなので
普通に
自前のCADソフトで
仕様規定の壁量計算や四分割などの計算が出来ないのです。
という事で
構造計算屋さんに図面を渡して
事前チェックした時点で
ここで大きな壁にぶち当たったのです。
壁量計算をするに当たって
壁の通りが足らない事が分かったのです。
その為に
他の仕事を後回しにして
丸一日時間を割いて
プラン変更図面を作成しました。
このプランで
構造計算が何とか
前に進められる事が分かれば
直ちに施主様にプランが見せられる様に
構造計算が
確定していない図面を仕上げたのです。
このプランが
何とかスンナリと構造計算の方で通れば良いのですが・・・・。
という事で
日記的なブログになってしまいました!
今回はこれで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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