2017/01/12
◆Y&Y住宅検査の住宅診断マニュアル(キッチン編)として
(浴室編)に続き、依頼者様に住宅診断とは、どんな所をどの様に診て行くのかを分かり易く大まかに書いて行きたいと思います。
今回のタイトル(キッチン編)の説明に入ります。
当初は、(住宅設備編)として浴室、キッチン、トイレ、洗面ユニットを一緒に書く予定でしたが、それでは余りにも大まか過ぎるので、今回は(キッチン編)を書く事にします。
キッチンは、次の項目に分けて確認をして行きます。
◆キッチン全体(全面壁タイルも含める)
最初は前面壁タイルの劣化状況、次にキッチン本体の劣化状況を確認し、最後にキッチンの水栓をからどの様な水が出てくるかを確認します。
瑕疵事象が確認された場合は、写真を撮り、その場所及び瑕疵内容をチェック図面に記入して行きます。
(写真上の左側)キッチン側面壁タイルの瑕疵事象例
(写真上の中側)キッチン扉丁番のサビの劣化事象例
(写真上の右側)キッチン水栓から汚れた古い水が出てきた事例
◆給排水設備廻り
最初にキッチンの給排水管が確認出来る様に扉を開き、キッチンの水栓から水を流します。
水を流したままの状態で、給水管・給湯管、排水トラップ及び排水ジャバラ管からの漏水の有無及びそれぞれの管の固定を確認します。
最後にジャバラ排水管と排水管パイプとの取合い部分を確認します。
(写真上の左側)排水トラップからの漏水している瑕疵事象例
(写真上の中側)キッチンジャバラ排水管とパイプとの取合い部分の瑕疵事象例
(写真上の右側)キッチンジャバラ排水管とパイプとの取合い部分の位置が分からない瑕疵事象例
◆換気扇(レンジフード)
換気扇(レンジフード)の固定及び劣化状況を確認した後に、スイッチを入れて作動状況を確認して行きます。
上記それぞれ、瑕疵事象が確認された場合は、写真を撮り、その場所と瑕疵内容をチェック図面に記入して行きます。
今回は、ここ迄とします。
次回は、(トイレ・洗面ユニット編)を予定しています。
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