2022/07/11
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<住宅の設計依頼は設計事務所へ!>についてお話をします。
今日のお話は
家を建てる時には
誰に設計して貰うか?についてお話をします。
昨日は
参議院の投票日でしたね!
皆さんは投票に行かれましたか?
勿論
私も投票に行って来ました。
誰に投票したら
日本の政治が良くなるか?
って考えて投票に行く方や
誰に投票しても
日本の政治なんか変わりはしないと考えて
投票に行かない方もいます。
この事について
とやかく言う積りは無いのですが
自宅(注文住宅)を建てる時には
何処に依頼しても
大して変わりはしないと考えてはいないでしょう!
では
どの様に注文住宅を依頼されますか?
設計事務所に
プランの設計を依頼して
その設計事務所が安心して
工事を任せられる工務店と工事契約をされますか?
それとも
設計事務所に依頼すると
設計費用が高くなるからと考えて
工務店に
プランの設計から
工事監理を全てお任せされますか?
大手ハウスメーカーに
全てをお任せされますか?
どのパターンにも
メリット・デメリットが存在します。
が
敢えて設計事務所に
プランを依頼する方を
お勧め致します。
何故ならば
2025年に省エネ性能の義務化になり
2030年にはZEH基準が義務化になる予定です。
「住宅診断」を今迄実施していて思う事は
一部の優秀な工務店以外の殆どの工務店で
省エネに関する「温熱性能」や「気密性能」の基準や
「耐久性能」や「耐震性能」の基準に無頓着なのです。
無頓着と言うよりは
コストの事を考えて品質を
建築基準法違反ギリギリのラインで施工します。
要するに早い話
建築基準法違反にならない
フラット35工事仕様書とか瑕疵保険の設計施工基準などを
遵守する考えを持っていないと考えていた方が無難ですね!
では
大手ハウスメーカーはどうかと言うと
ハウスメーカー独自の仕様が有って
どのランクの仕様にするのかが選べるのかな?
ただ
ハウスメーカーの仕様よりも
省エネ性能をアップさせようとした場合は
果たして
下請け業者がその施工が出来るレベルなのか?
大手ハウスメーカーを勧めないのは
ネームバリュームが有るので
最初から単価が高いのです。
また
施工する下請け業者が安心なのか?
って考えた場合に
不安が付いてまわりますね!
と言う様な事を考えた場合
同じ省エネ性能の住宅であれば
設計事務所に支払う設計料を含めたとしても
設計事務所が考えた省エネ性能などを
キッチリと施工してくれる工務店と繋がりが有る
設計事務所の方が
安心ではないかと考えます。
今日の纏めとして
注文住宅を依頼する場合は
依頼する前に必ず自分で勉強して
「温熱性能」「気密性能」
「耐久性能」「耐震性能」の4つの性能を
どのランクにするかを自分で決めてから依頼しませんか?
その4つの性能を叶えられるのは
やはり設計事務所だと思います。
という事で
今日のお話は、参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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