2022/07/19
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り（又は後悔）しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、＜新築分譲住宅だから大きな不具合事象は無い？＞についてお話をします。
今日のお話は
新築分譲住宅でも
「住宅診断」を実施した結果
どうしても直せない様な不具合事象が出ますよ！
と言うお話をします。
ここで
新築分譲住宅でもと書きましたが
殆どの方は
新築分譲住宅だから大きな手直しが
出る訳ないと思い込んでいます。
これは絶対に違います！
世間一般の
俗に言う引渡し時の引渡し検査で実施する
「内覧会」的なインスペクションが
「住宅診断」と勘違いされているからなのです。
引渡し検査で実施する
「内覧会」的なインスペクションとは
もう既に決済（建物の引渡し）が終わり
現地にて住宅設備の取扱い説明時に
一緒に実施される引渡し検査（施主検査）を
施主の代わりにインスペクターが
チェックするインスペクションの事です。
もうただ単に
建物の表面的な仕上がり具合の
良し悪しをチェックするだけのインスペクションです。
このインスペクションで出る不具合事象と言えば
クロスのキズとか建具に付いているキズ程度ですね！
そんなキズ程度をチェックする為に
インスペクターを依頼してチェックした結果が
大した不具合が無かったから良かった！・・・・
専門の
インスペクターに検査して貰って
簡単な手直ししか出なかったから
新築分譲住宅を購入して良かったね！安心だね！
って勘違いされているだけなのです。
まぁ
これはこれで勘違いのまま運良く何も無ければ
それはそれで良かったのではないかと思います。
しかし実際は
あちらこちらに断熱欠損が有っても
それが原因で毎月の光熱費を多く支払ったとしても
比較する金額が無いから
光熱費の料金が高くなっている事は分かりませんよね！
高熱費料金とは別で
断熱欠損が原因でカビなどが発生し
目に見える被害が出て初めて欠陥住宅だ！って騒ぎだすのですが
もう後の祭りですね！
今日の纏めとして
特に３階建て新築分譲住宅の場合は
ほぼ補修して貰えない大きな不具合が
少なくとも２項目以上は出て来ます。
その不具合とは
前回、前々回のブログに記載している
４つの不具合事象のどれかです！
結局最終的には
その不具合を売主が直さないままで
購入される方が殆どですね！
どちらにしても
どの様な不具合事象が有るのかを
事前に分かって納得して購入するのだから
知らずに購入したわけでは無いので
「泣き寝入り」にはなりませんですね！
まぁ
Ｙ＆Ｙ住宅検査の「住宅診断」ではない
一般的な「内覧会」的インスペクションでしたら
不具合事象として出て来る可能性はほぼ無いので
知らずに購入して「泣き寝入り」になるのでしょうね！
という事で
下記のブログを読んで頂いて
７月１７日新築分譲住宅を購入される方は必読ですよ！ (yandykensa.com)
７月１８日ﾊﾞﾙｺﾆｰ笠木の「ＮＧ」施工を知っていますか？ (yandykensa.com)
新築分譲住宅を「安心・納得」して購入しませんか？
今回は、これでお終いにします！
◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊
「Y＆Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊
