2022/08/02
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<2年間のアフターサービス保証は義務?>についてお話をします。
今日のお話は
先日朝一番に電話相談に絡んだお話をします。
朝一番に事務所でする事は
神棚の榊の水を入れ替える事から一日が始まります。
が
その榊の水の入れ替え途中に電話相談が入ったのです。
その中で気になった事を一つお話をします。
その相談者の方は
新築分譲住宅を購入して明日で丸2年になるとの事
高断熱・高気密住宅という事で購入されたとの事ですが
コンセントやスイッチから風がスースー入るとの事や
台所の換気扇のすき間?などの相談が有ったのですが
その中で特に気になった事は
定期点検とか2年点検のお話をしていて何?って言う事が有りました。
今迄の2年間の間に
色々と手直しを依頼したそうですが
その工務店?が直さずに直接メーカーへ連絡して下さいとか
それは免責です等々・・・・。
アフターサービスのお話を聞いて見たら
その工務店?が言うには
引渡しから5年になったら
点検に行きますとの事
5年間は無償保証が付いている?????・・・・。
あれっ?
新築分譲住宅の一戸建ての場合は
2年間の無償で補修してくれる
「アフターサービス保証」が付いていない?
その相談者の方に対して
2年間の「アフターサービス保証」は
有って当たり前の事と考えてお話をしていました。 ☜ 反省しています!
ところが
この電話相談の後に色々と調べてみると
品確法などの法律では
「構造耐力上主要な部分」「雨水の浸入を防止する部分」に関して
10年間の保証が義務付けられているだけという事が分かりました。
つまり
「アフターサービス保証」とは
工務店などの独自の保証内容や期間を決める事が出来て
「アフターサービス保証」は義務ではない事が判明しました。
調べて見てビックリ!
新築一戸建ての場合は
2年間の「アフターサービス保証」は
有って当たり前と言う考え方は今後は要注意ですね!
でも広島県では当たり前なのですが・・・・。
今日の纏めとして
新築一戸建ての場合は
2年間の「アフターサービス保証」は
何も言わなくても付いてくる事が当たり前と言う考え方を
今後は改めなければなりませんね! ☜ ホントにビックリポンでしたね!
なので
新築一戸建てで特に新築分譲住宅を購入される方は
この2年間の「アフターサービス保証」の有無を
必ず確認して下さいね!
つまり
無償で補修してくれる期間を確認する事が重要です!
また追伸として
新築分譲住宅の場合は
定期点検を実施して貰えない事が殆どなので
以前のブログにも書いていますが
2年間の「アフターサービス保証」が有る場合は
2年の保証期間が切れる前に
インスペクターの検査を依頼される事をお勧めします。
という事で
今日のお話は、参考になったでしょうか?
今回は、これで終わりです!
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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