2022/08/04
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<プラン依頼をする時に、必ず伝える事とは!>についてお話をします。
今日のお話は
注文住宅を計画されている方への
参考にして頂いたら良いかな?って思うお話をします。
工務店やハウスメーカーで家を建てる時は
最初に自分の理想の間取りを
担当営業の方にお伝えすると思います。
その自分の理想の間取りを誰がプランをするのか?
ハウスメーカーで有れば
最初は
ほぼ担当営業の方でしょうね!
担当営業の方は
構造的な事は何も考えずに
出来るだけお客様の思いを叶える為の間取りを
作成して来ると思います。
最終段階に入って
設計の方が構造的なチェックが入れば良いですが
地場の工務店ではチェックが入らないでしょうね!
大手ハウスメーカーで有れば
自社の設計チェック表が有ると思いますので
それを基に設計担当が修正すると思います。
すると思いたいです!
で
ここで注意して頂きたいのは
何社かにプラン依頼をした結果
自分の理想に近い間取りを作成した工務店で
直ぐ決めるのではなくて
理想に遠い間取りを作成して来た工務店(担当営業)に
何故
理想からかけ離れた間取りになったのかを確認して下さい。
ここで
キチンと構造的に問題が有ったのでこの様な間取りになっています!
ってキチンと理由が言えるので有れば
その工務店は取り敢えずキープして下さい。
で
理想の間取りを持って来た工務店(担当営業)には
構造的に問題は有りませんでしたか?って聞いて見て下さい。
もし
問題は有りませんでしたとか
構造の事までは考えていないと言われた場合は
構造的な事をシッカリ考えた間取りを持って来て下さい!
と伝えた方が良いと思います。
上記の事を伝えて
設計がシッカリしている工務店で有れば
2回目以降のプランでは
構造的な事を考えて来ると思いますが
考えて来なかった場合は
早めに切った方が良いですね!
ここで
構造的な事とは
プラン作成段階では構造計算まではしません。
その代わりとして
柱及び耐力壁の直下率と
構造区画をキチンと考えているかどうか?
この2項目をシッカリと押さえていれば
安心してプランを任せられますね!
今日の纏めとして
プラン依頼をする時には
最初から
柱及び耐力壁の直下率と
構造区画をシッカリと考えて下さいね!
と伝えて下さい。
この事の意味が分からない工務店は
もう依頼しない方が安心ですよ!
たった2項目の事を伝えるだけで
時間短縮が出来て
後から後悔する事が少なくなると思います。
という事で
今日のお話は、参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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