2022/08/09
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<耐久・耐震・温熱性能を重要視した設計監理!>についてお話をします。
今日のお話は
昨日の続きのお話をします。
Y&Y株式会社の設計事務所では
以下の事を考慮してプランを作成し
設計監理をして行きます。
一番目として
建築基準法を遵守する事は当たり前ですが
次の事に関しては
建築基準法違反では無くても
住宅の耐久性能の事を考えて遵守します。
①フラット35の木造住宅工事仕様書
②瑕疵保険の設計施工基準
この仕様書及び基準は何が大切な事かと言えば
住宅の耐久性能に欠かせない事が決められています。
例えを上げて簡単に説明しますと
フラット35を使用する場合は
小屋裏換気計算が必須ですが
フラット35を使用しない時にも
その基準を遵守した小屋裏換気を設置します。
瑕疵保険は
どの新築住宅でも使用されますが
設計施工基準に記載されている
外壁通気構法が殆ど守られていないのが現状ですが
必ず遵守する為に排気口金物の設置します。
この小屋裏換気と
外壁通気構法が設置していなければ
結露を発生させる大きな原因になります。
これが原因で
構造材などを腐朽させてしまう事は
良く知られていますが
それでも
遵守しない工務店が後を絶ちません!
二番目として
住宅の耐震性能の事を考えて検討します。
基本的には
許容応力度計算の耐震等級3にしたいと考えています。
耐震等級3に拘るのは
熊本地震で耐震等級3の住宅が
ほぼ補修無しで住み続けられている事が
実証されているからです。
ここでもう一つ
柱の直下率の基準を60%以上
耐力壁の直下率を50%以上を
重要視して行きます。
何故ならば
これも熊本地震で実際に有った事で良く知られていますが
耐震等級2の建物が倒壊した事を検証した結果
柱及び耐力壁の直下率が
相当低かった事が原因とされたからです。
三つ目として
住宅の温熱性能を省エネ基準に照らし合わせて
2030年には省エネ基準(ZEH基準)が
義務化になると予想されますので
ZEH基準を最低限クリアできる様にして行きます。
ここで忘れてはいけない事は
気密性能のC値=1.0を切る事!
その為には
必ず工事途中及び完成後に
気密テストを実施して数値を確かめて行きます。
今日の纏めとして
以上3つを守って行きたいと考えていますが
それ相応の費用が掛かります事も忘れない様に!
如何でしたか?
「住宅診断」を実施して来たからこそ
この事をハッキリと伝える事が出来ます。
何故
他の設計事務所や工務店の殆どが
上記3つの事を検討しないのかが理解できません!
是非
Y&Y株式会社にご相談を下さいね!
という事で
今日のお話は、昨日のお話を少し深掘りして見ました。
今回は、これでお終いにします。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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