2022/08/12
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<「住宅診断」には先入観は禁物ですね!>についてお話をします。
今日のお話は
以前の「住宅診断」時の写真を
見直して気が付いたお話をします。
今回は
反省も込めてお話をしてみます。
下記写真①を見て下さい。
ユニットバス下の
基礎断熱材欠損の写真です。
この床下に入った経緯は
電話相談から
床が傾いているかどうかを
確認して欲しいから始まったのですが
最初に
見に行った時には
ユニットバス下の人通口の断熱材が
発泡ウレタンで処理されていたので
開けて見る事が出来なかったのです。
なので
依頼者の方から工務店に連絡を取って頂いて
取り外して貰ったのです。
その後に
床下に入って基礎の土間に
ひび割れが入っているかどうかをチェックする為に
ユニットバスの下に入ったのですが
そしたらビックリ!
上記写真①の様に
断熱基礎断熱欠損をしているでは有りませんか!
もう唖然としてしまい
そちらの方に目が向いてしまいました。
因みに
断熱材欠損の他に
不具合が有ると思いますか?
ユニットバスを固定している足元が寸切ボルトの先を
コーキングで固定しているだけですが
良く見てみると
その寸切りボルトが斜めに傾いています。
よく考えて見ると ☜ よく考えなくても
ユニットバスの足元の寸切りボルトが
今回の場合は少し長過ぎの様に思われます。
多分
コンクリートブロックを設置していれば
丁度良い高さなのかな?
例え
唖然とする様な基礎断熱欠損が有ったとしても
この寸切りボルトに気が付かなかった事は
深く反省しています。
下記写真②の場合は
排水管パイプの継手部分が
逆になっている事に気が付いていなかった事です。
床下から出ている青いパイプ?が
継手よりも管径が大きいとは思いもよらなかったですね!
先入観で
瞬時に判断してしまったのだと思います。
この事は
不具合事象になるかどうか?
不具合事象にならなかったとしても
報告書には記載すべき事と考えます。
今後は
先入観を入れない様にチェックして行きます。 ☜ 反省!
という事で
今日のお話は、参考になったでしょうか?
今回は、これでお終いにします。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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