2022/08/14
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<住宅に対する思入れ方が違いますね!>についてお話をします。
今日のお話は
ある工務店のお話をします。
先日
広島市から二つ離れた某市の
既存住宅の瑕疵保険の検査に行って来ました。
その建物は
その工務店がモデルハウスとして
4年前に建てられた住宅でした。
仕上がりもクロスのキレ等の不具合も無く
補修しているのかどうか分かりませんが
仕上がりはとても綺麗でした。
既存住宅瑕疵保険の適合検査も問題無く終わり
検査終了後に色々と話が弾みました。
検査に立ち会ってくれた人が
私の事を事前に調べていたのかは分かりませんが
住宅に関して質問されて来たので
ついつい時間が経つのも忘れて会話が弾みました!
主な内容は
このモデル住宅が高断熱・高気密仕様から
最近の床下エアコンとか小屋裏エアコンになって
小屋裏エアコンの場合のダクト配管が
上手く行かないと言われていました。
やはり
高断熱・高気密住宅を建てているだけ有って
常に良い工法を色々試している様です。
私の場合は
高断熱・高気密住宅の設計に
残念ながらまだ携わっていないので
この様なお話を聞くと
早くその様なお客様との巡り合わせが
待ち遠しいと思ってしまいます。
このモデル住宅の断熱仕様は
現場発泡ウレタン吹付でした。
個人的にはNGな工法です。
何故ならば
どうも住宅診断をしていて
まともに綺麗に施工された
現場は一度も見た事が無いので
絶対にお勧めはしない構法です。
しかし
この建物の天井裏の検査をした時に
不具合事象は全然見当たりませんでした。
普通であれば
屋根面と壁との取合い部分等に
発泡ウレタンの吹きムラが有ったりするのですが・・・・。
その事を聞いて見ると
シッカリと協力業者を指導しているとの事でした。
基礎断熱工法だったので
床下の不具合事象として
基礎天端の
断熱材を施工していなかったり
ウレタンボードなどの継手部分等に
すき間が有ったりするのですが
コンクリートとの取合いも
シッカリと発泡ウレタンを吹いていたのには
ホント少しビックリでした。
今回思った事は
地域を引っ張っている工務店は
広島市内で
分譲住宅を建てている工務店とは
住宅に対する
思入れが全然違っているなぁ~
と感心しながら
何か羨ましく思いながら帰りました。
今日の纏めとして
住宅に対する思入れが有る工務店の人と
お話をする機会に恵まれた事に感謝です!
という事で
今日のお話は如何でしたでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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