2022/09/05
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<新築分譲住宅の契約前には3項目を要確認!>についてお話をします。
今日のお話は
何故
工務店は住宅を建てる為に必要な
決まり事を守らないのだろうか?
についてのお話をします。
新築分譲住宅の「住宅診断」で検査をしていて
いつも思う事は
何故
建築基準法以外の決まり事を遵守しないのだろうか?
「住宅診断」の報告書には
建築基準法以外の遵守していない項目を
Y&Y住宅検査の場合は
不具合事象として記載しますが
殆どの工務店(売主側)はその項目を直しません。
直さないけど依頼者は契約をしてしまいます。
結局のところ
工務店(売主側)が直さなくても
その住宅を購入する人が居るからなのでしょうね!
てな事を考えていると
インスペクションの意味合いは
ただ単に簡単に直せる項目だけのチェックなのかな?(笑)
まぁこの考え方が
宅建・住宅業界では当たり前の事なのでしょうかね?
注文住宅以外の住宅では
買い手側よりも売り手側の方が
力関係で言えば強いのでしょうね!
注文住宅も色々有って
各工程ごとの検査はNGという工務店が存在します。
それなのに
そんな工務店に家を建てて貰って安心なのでしょうかね?
この様な住宅を完成後に検査すると
やはりと言うか
建築基準法以外の決まり事をキチンと施工していません。
まぁ結局
建築基準法違反ではないので
弁護士に依頼しても勝ち目は有りませんから
いつもの「泣き寝入り」になってしまうのです。
完成後の検査をしなければ
当面の間は「泣き寝入り」しなくても済むのかな?
もしかしたら
一生「泣き寝入り」する不具合に気が付かない場合も有るかも・・・・。
なので
各工程検査を拒否された工務店で家を建てるのであれば
完成後の検査も依頼しない方が良いのかな?
不具合事象が発生してから調査に入ってもらう方が良いのかな?
今日の纏めとして
新築分譲住宅の「住宅診断」を実施する前に
売主(工務店)に確認した方が良い項目として
①建築基準法違反の場合は直してくれますか?
②建築基準法違反以外の外壁通気構法の未完結は直してくれますか?
③断熱欠損工事が有った場合は直してくれますか?
小さな手直しは直す事が当たり前と思いますので
上記3項目を確認して一つでもNOが有れば
その新築分譲住宅の購入を諦めるか?
又は「住宅診断」を実施しないか?
二つの内どちらかの選択が必要ですよ!
という事で
今日のお話は、参考になりましたでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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