2022/09/11
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<隣地境界線上の不具合事象は要注意ですよ!>についてお話をします。
今日のお話は
擁壁土留めにひび割れが入っている
既存住宅のお話をします。
既存住宅を購入しようとして
現地を見学に行かれると思います。
その時には必ず
外回りの現況を良くチェックして見ましょう!
もし
その物件のコンクリート擁壁に1.0㎜以上の
ひび割れが有った場合は
契約する前に「住宅診断」を依頼して
床・壁の詳細な傾斜計測を実施しましょう!
判定基準前後以上の床の傾斜が
確認される可能性は大変大きいですから!
下記写真①は
高さ約1500㎜のコンクリート擁壁に
ひび割れが発生している写真です。
下記写真②は
コンクリート擁壁ひび割れ幅を計測している写真です。
計測結果は
クラックスケールで計測できる
1.40㎜以上のひび割れがタテに入っていました。
この既存住宅は
外壁も屋根も綺麗に塗替えメンテナンスを実施していて
住宅設備は
浴室以外は全部新しいものに取り替えていました。
「住宅診断」を実施した結果として
このコンクリート擁壁側に
建物全体が大きく傾いていました。
この不具合事象と同じ様に
CB塀の目地部分がパカっと開いていたり
石積み擁壁の石と石の取合い部分が
極端に部分的に開いていた場合も同じです。
この様な既存住宅の場合は
ホント要注意ですよ!
今日の纏めとして
既存住宅を見学に行った時には
家だけをチェックするのではなくて
隣地境界線上に有るコンクリート擁壁や
石積み擁壁そしてコンクリートブロックも
必ずチェックしましょう!
という事で
今日のお話は、参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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