2022/09/12
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<「住宅診断」って必要無いじゃん!(笑)>についてお話をします。
今日のお話は
道路端から見える住宅のお話をします。
道路端もだけど
ガソリンスタンドでガソリンを入れる時に
近隣の住宅が自然と目に入って来ます。
その中で
やはり気になるのは
築浅の外壁がサイディングの住宅です。
どう見ても10年は経過していない住宅の
外壁面にカビまたは苔が発生しているのが目に入って来ます。
それも何と
柱や筋交いの跡がクッキリと白く浮いて見えます。
軒裏廻りを見てみると
外壁通気の排気口金物が設置されていません。
まぁ
カビまたは苔が発生する条件は揃っています。
その住宅に住まわれている人が
果たして
その外壁の不具合をどの様に感じているのでしょうかね?
全然気にならない人も居るでしょうね!
新築分譲住宅の「住宅診断」を実施して
外壁通気構法の未完結で
排気口金物が設置していない事を伝えて
補修して貰う様にお話をしても
結局は
そのまま補修しないで契約をしてしまいます。
ホント
この様な事になるとは全然考えないのでしょうね!
下記写真①、②は
築5年で長期優良住宅のインスペクションで発見した
外壁にカビまたは苔が発生している写真です。
上記写真②は
見てお分かりの様に
明らかに妻側(ケラバ側)の化粧破風廻りに
通気排気用金物で設置されていません。
建築基準法違反ではないのでどうにもなりません!
折角
高い金額を出して
長期優良住宅を建てたにも関わらず・・・・。
皆さんが
このブログを見ていたら契約されますかね?
それでも
契約されるのでしょうね! (笑)
考え方を変えてみると
外壁だけが汚いだけで
他に不具合を感じないのだから
別に良いのではないでしょうか?
って言われる方が多いのでしょうかね! (´;ω;`)ウッ…
今日の纏めとして
私がインスペクターとして
新築住宅の「住宅診断」を実施しているので
どうしても住宅の不具合が目に入って来ます。
でも最近は
この様な住宅を見ても心が痛まなくなりました!
「住宅診断」を実施して指摘事項を上げても
結局は
その重大性が分からないから契約をしてしまうのかな?
たまに
「住宅診断」なんて必要ないじゃん!
って思う様になって来ています。(笑)
という事で
今日のお話は、参考になりましたでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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