2022/09/17
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り（又は後悔）しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、＜住宅検査相談の窓口を利用しませんか？＞についてお話をします。
今日のお話は
「住宅診断」を実施するよりも
電話相談で不具合事象の内容をお聞きした方が
エンドユーザーの為になるのかな？
と言うお話をします。
そもそも論で言えば
インスペクションの始まりは
「既存住宅インスペクション・ガイドライン」
が策定してから始まったのかな？
今の「既存住宅状況調査技術者」の資格を持った建築士が
専門の立場で既存住宅を調査して
その既存住宅の現況を報告書に纏める事で
既存住宅の購入を考えている方が安心して
購入の判断材料にする目的が有りました。
がしかし
蓋を開けて見れば
インスペクション業者の斡旋が義務化で有って
インスペクション自体が義務化で無くなった事から
「建物状況調査」の必要性を
仲介業者から軽く見られ始めてしまい
現状は殆どが
インスペクションをしないで契約をされています。
買主側が不安になって
仲介業者に
インスペクションを実施したいのですがって言うと
では
既存住宅瑕疵保険加入の為のインスペクションをすれば
インスペクション結果に問題が無ければ
既存住宅瑕疵保険に入れますから
一石二鳥ですよ！
そちらのインスペクションにしませんか？
と簡易的なインスペクションへと誘導して行きます。
その為に
既存住宅瑕疵保険加入の為の検査が
インスペクションの代わりになってしまっているのかな？
余程築年数が
古くなければ簡単な補修で加入出来ます！
まだ
既存住宅瑕疵保険加入の為の検査を実施されて
既存住宅売買瑕疵保険に加入出来れば
雨漏りが発生した場合は
少しは買主の為になるでしょうが・・・・。
ただそれだけですね！
既存住宅で一番厄介な不具合事象は
床・壁の傾斜です。
この傾斜計測を詳しく調査すると
不同沈下に行き当たります。
既存住宅瑕疵保険加入の検査に於いての
特に床の傾斜計測方法は
殆どの瑕疵保険法人の検査マニュアルでも
各階の一番広い部屋の床傾斜計測を
デジタル水平器で多くて３方向計測するだけです。
それでもって
判定基準以上の傾斜の有無を調査するだけで終わりです。
つまり何が言いたいかと言うと
既存住宅瑕疵保険に加入出来ても
床の傾斜に対しての保険が降りた実績は
データとして単独では出ていません。（発表されていません）
新築住宅と合わせたデータは有りますけど・・・・。(笑)
裏を返せば
既存住宅での床・壁に対する保険が降りない！
と言っても過言では無いのでしょうか？
話が反れましたが
今迄このブログで
既存住宅を契約する前に「住宅診断」を実施して
不同沈下の有無を調査する事が大切ですよ！
って言って来ましたが
残念ながら
インスペクションを真剣に考えていない
エンドユーザー様には
Ｙ＆Ｙ住宅検査の「住宅診断」費用が他よりも高いので
不同沈下の調査をしない
インスペクターへ依頼されているのかな？
なので
もし新築住宅でも既存住宅でも購入された人で
不具合を見つけたり不安になった時には
「住宅検査相談の窓口」へ電話をして下さいね！
「住宅診断」を最初から実施するよりは低額ですから！
ホームページには
最初の４０分間は無料と書いていますが
最初の１回目（時間制限無し）の電話相談は無料で
２回目以降は相談料として
１万円 / １時間毎としますので
御気軽に相談して見て下さいね！
相談内容によっては
より正確性を期す為に
現地の調査（有料）が有る可能性が有ります。
その時には事前に金額をお話させて頂きます。
という事で
今日のお話は、参考になったでしょうか？
今回は、これで終わります。
◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊
「Y＆Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊
