2022/09/19
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<フェノールフォーム断熱材として>についてお話をします。
今日のお話は
瑕疵保険検査員として
配筋検査に行った時のお話をします。
現地に着いたのが
少し早かったので事前に検査内容のチェックをして
現場担当者が来るのを待っていました。
まだ時間になる前に
全然知らない人が基礎配筋の写真を撮り出したのです。
で
時間になっても来ないので
現場担当者に電話をしてみると
設計事務所の先生が行っているはずだから
何か有ったら確認して貰う様にとの事でした。
という事だったので
設計事務所の先生が写真を撮り終えた後
今度は
私が鉄筋の配筋チェックをしながら
各箇所の写真を撮り終えました。
その後に
その設計事務所の先生と
色々と話をする事が出来たのです。
話の内容は
最近の高断熱・高気密仕様などの話で
仕事的には
設計依頼が少なくなって来ている様ですが
設計依頼内容は
高断熱・高気密住宅の傾向が高くなっているそうです。
この現場も
設計事務所の先生に聞いて見ると
天井の断熱は桁上断熱で
フェノールフォームt=80の上に
付加断熱材として
グラスウールt=105を載せているとの事。
で確か
UA値は0.4は切っていたはずとの事で
C値は0.5以下の予定?の様でした。
その後
事務所に帰ってから図面を確認して見ると
UA値は0.34になっていました。
で疑問に思った事は
壁の断熱材がフェノールフォームt=80で
壁に付加断熱材を足さなくても
UA値が0.46を切る0.34が出せるとは・・・・?
因みに
フェノルフォーム断熱材は
下記資料①の
旭化成のネオマフォームになるのかな?
これは一度
Y&Yモデルハウスプランで
温熱計算を実施してみる価値は有りそうなので
早い時期に
この仕様で確認して見る事にしてみます。
この事も
瑕疵保険検査員をしていたから
この様な情報が得られたと思います。
という事で
今のところ瑕疵保険検査員になってから
色々な新しい情報が入って来ますので
多くの工務店の建物を検査をしてみたいと思います。
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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