2022/09/29
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<ユニットバス下部断熱施工のもやもやとして!>についてお話をします。
今日のお話は
ユニットバス下部の断熱施工についてのお話をします。
前回のブログで悩ましい断熱施工のお話をハッキリさせる為に
下記資料①、②を用意しました。
一般的に良く施工される方法は
上記資料①の様に
ユニットバス下部又は洗面脱衣室床下を含めて基礎断熱工法にします。
この施工方法で有れば
床下の断熱ラインがハッキリ分かり気密性能も取り易く出来ます。
ここで
ユニットバス下部だけを基礎断熱工法にする時に
不具合事例として
下記写真①の様に
ユニットバス下部の人通口に断熱材の蓋を施工していない事です。
話を戻して
上記資料①の様に基礎断熱工法で有れば
何も悩む事も無いのですが
下記資料②の様に
ユニットバスの床に断熱材を施工している場合
俗に断熱浴槽と言いますが
この場合の問題点は
ユニットバス床の断熱材の種類・厚さを問わないとなっている事です。
尚且つ
気密パッキンを使用していないので
下記資料に書かれている様に
気流止めをシッカリと施工する事が必要です。
上記資料②の
断熱浴槽の断熱材は
他の床断熱材よりも劣っている事は明らかなのにね・・・・!
で
前回のブログの施工はどうか?という事に関しては
上記資料②よりも
気密キソパッキンを採用しているので
外気が入らない分だけマシなのかな?
以上の事から考えて
フラット35の木造住宅工事仕様書内では問題無しになります。
取り敢えずは
前回のブログのもやもやは解消しました。
という事で
今日のお話は、参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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