2022/10/04
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<工務店と話をする機会が多ければ多いほど!>についてお話をします。
今日のお話は
どの様にしたら工務店が率先して
納まりや施工レベルを高めて行く様になるのでしょうか?
と言うお話をします。
先日の中間検査を立ち会った工務店の
設計担当者と話す事ができました。
その設計担当者から現場監督に
Y&Yからどの様な指摘が有ったのかを
確認を取っている所だったのですが
現場監督から設計担当者へは話が行かなかった様です。
で
外壁通気構法の件を
再度
設計担当者に最後までお話をさせて頂いたら
外壁通気内で空気が滞留する事を理解してくれて
尚且つ
外壁にカビ及び藻類の発生の原因も
外壁通気構法の未完結という事も理解してくれた様です。
設計担当者からの情報では
ニチハのナノ親水のサイディングでも
外壁にカビ又は藻類の発生はするとの事!
という事から
原因として考えられる事は
外壁通気構法未完結であっても
一旦小屋裏に通気が流れたと考えたとしても
棟換気の開口面積が小さければ
又は外気の温度が高ければ
小屋裏内の空気の移動が緩慢になる為に
外壁通気内で空気が留まってしまう事が考えられます。
という事も
理解してくれたのかどうかは分かりませんが
標準仕様として
妻側外壁通気用の通気金物を決めると言ってくれました。
この様な
設計担当者とのやり取りが
頻繁に出来る関係だったから
こちらの考えを理解してくれたのかな?
それと
ユニットバス下部の
人通口部分の断熱蓋の件も
下記資料①の
既製品にするとの事も約束してくれました。
まぁ
私と約束しても何の意味も有りませんけどね!(笑)
もし
本当に実行してくれたら
この工務店の施工レベルが
一段とアップすること間違いなしですね!
今日の纏めとして
工務店側が
私の指摘する事を理解して
即実行してくれたら良いのですが
他の工務店との繋がりが無いので
まだまだお施主様が安心して
家に住める迄は長い道のりかな?
という事で
今日のお話は、参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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